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【履歴書の書き方】転職の書類選考を通過する具体策を5分でマスター

最終更新日:2018-01-17
【履歴書の書き方】転職の書類選考を通過する具体策を5分でマスター

転職するとき、企業と最初の接点となるのが履歴書と職務経歴書による書類選考です。特に履歴書は、学歴・自己PR・志望動機を記入する欄があり、職歴に関してはダイジェストを記入するのみとなっています。そのため、重要な項目は「学歴」「自己PR」と「志望動機」の3点に絞り込まれてきます。ただし、人事責任者が履歴書の中で重視しているのは、「学歴」と「志望動機」の2点で、その判断に要する時間は30秒~1分程度というのが複数の企業の採用担当者にヒアリングした結果で分かっています。

学歴が履歴書で重要なワケ

最高学府 MIT転職組の中でも、特に大卒23~27歳、既卒・第二新卒の求職者の方々は、社会人経験として何かしら大きな実績や功績を残している場合以外、学歴が重視される傾向にあります。ただし、IT/Web/メーカーの技術者のように、一定の技術力を有する場合には学歴が障壁となることは多くありません。(証券会社、投資ファンド、商社、IT/Webベンチャーの場合、多くの職種で同様に、一定の経験や実績を有することで学歴が不問となるケースがしばしば見受けられます。)

ここでは、転職エージェントを活用することを前提にした事前準備のための解説を行っています。自分の力だけで転職を成功させるという「ハイスキル&高職位層」の方は非対象です。ただし、転職エージェントの正しい選び方を知ることで、転職活動の方向性を模索したい場合には転職エージェントの記事を参照してください。

学歴による選別はこんな具合

履歴書に記載できる学歴には、卒業と中退の二つのステータスを記すことが出来ますが、当然ながら「卒業」が最も良い状態であり、中退ともなると、それなりの理由や、その後の類まれなる努力と実績が求めらます。しかし、それよりも重要なことは、どこの大学・大学院・短期大学・高専・専門学校を卒業したのかということ。

もっといえば、大学卒業未満の人は、既に学歴ハードルを抱えているということを認識すべきかもしれません。以下、人事責任者の多くは、職務経歴で決めかねた際、履歴書に記載のある学歴で「ここを確かめています」。

ここを確かめられてる!

  1. 早慶上智 (早稲田・慶応・上智)
  2. MARCH (明治・青山学院・立教・中央・法政)
  3. 成成明学 (成蹊・成城・明治学院)
  4. 日東駒専 (日本・東洋・駒澤・専修)
  5. 大東亜帝國 (大東文化・東海・亜細亜・帝京・國學院)
  6. 関東上流江戸桜 (関東学園・上武・流通経済・江戸川・桜美林)
  7. 中東和平 (中央学院・東京国際・和光・平成国際)
  8. 関関同立 (関西・関西学院・同志社・立命館)
  9. 産近甲龍 (京都産業・近畿・甲南・龍谷)
  10. 摂神追桃 (摂南・神戸学院・追手門学院・桃山学院)
  11. 神姫流兵 (神戸国際・姫路獨協・流通科学・兵庫)

上記、インターネット上でしか知られないレベルのものもありますが、非IT/Webの大手であれば上位3学府を卒業しているということはマスト条件になる場合が多く、東証一部上場(特に、一流メーカーや金融機関)のように倍率が高い企業群が新卒入社者の卒業校となる。

一概には言えないが、日東駒専以下のランキング学府の場合でも、東証二部・東証マザーズ・ヘラクレスといった、株式市場への上場企業において重宝される学歴であると言えるでしょう。この学府を卒業していないと、受験資格がないということでもないので、参考程度として把握しておくことで、やたらむやみな選考を受けることを避けましょうという程度。(理由:キャリアアップ転職において無暗な応募は、後々の再転職活動に暗雲をもたらす場合があるため。)

志望動機の書き方

志望動機が履歴書の中で、学歴の次に重要な項目であるということは前述したとおり。本記事は、現役・転職エージェントへのヒアリングに基づいて執筆されており、客観性を保った形で構成されていますので、今回は、「履歴書への志望動機の書き方」として逆説的に「観られているポイント」を押さえておくことで、ご自身が採用選考を受ける企業に打診する、志望動機がフレキシブルに形成されるように促したいと思います。

ここを観られている!

  1. 志望度が高いかどうか
  2. 重視するポイントに将来性があるか
  3. 滑り止めの雰囲気が無いか
  4. ちゃんと調べてきているか
  5. 社会性が高そうか
  6. 将来を展望する力があるか
  7. 金銭重視ではないか
  8. 自身のレベル感を正確に知っているか
  9. 上から目線ではないか
  10. ミッションに共感しているか
履歴書の内容を判断するのにかかる時間は、僅か30秒~1分。論理的かつ簡潔に、志望動機を語ることができ、面接に進ませるだけの理由があるか否かが、ご自身の書く文言の端々にちりばめられている必要があります。

注意点入りたいだけではNG。

会社は学校ではありません!また、あなたを支援する団体ではありません。そのため、相手先の採用企業は、あなたのモチベーションを上げてまで採用しようとは思いません。どうして入社したいのか、入社して何がしたいのか、また、どの程度の期間のうちに会社に貢献することができそうか。与える影響の限りを見定めるのが「志望動機」なのです。

ただし、不人気業種や企業、求職者の獲得競争が高い業種の企業に関しては、その限りではありませんので悪しからず。

履歴書の書き方、まとめ。

書類選考では、履歴書と職務経歴書があるわけですが、既卒、第二新卒といった若年層、いわゆる早期離職者の方々に関しては、履歴書の中でも学歴と志望動機が何より重要であることはご理解いただけたでしょうか。

履歴書の書き方の中で最も重要なこと。それは、職務経歴書に記載するスキル面を裏付ける経験値に対して、過去、どのような継続的努力の痕跡があり、採用後に期待して大丈夫なのかについて、つながりを持たせて記載するということです。

当然ながら、履歴書にも職務経歴書にも嘘を書いてしまうと、後々バレたときに学歴・職歴の詐称として訴えられることもあります。ただし、努力したことを深く振り返り、抽出して整理整頓する。また、志望動機を作成するにあたり、リサーチ力が試される部分でもありますので、徹底した企業研究が必要であることは学生の就活以上に求められているということを肝に銘じてください。

最後にですが、自己PRに関しては、学生時代・前職において、継続的かつ一貫性のある内容。もしくは、何かに気付くことがあり、必死に修正を図り、習慣化してきたことで人生が変わったというようなポジティブな内容を心掛けましょう。それでは、履歴書の書き方が5分で分かる記事を終了します。最後まで拝読していただき有難うございました。健闘を祈ります!

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