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ニチイ学館は評判悪い?介護の口コミ実態調査!2025年問題で日本がやばい?

最終更新日:2024-04-15
ニチイ学館は評判悪い?介護の口コミ実態調査!2025年問題で日本がやばい?

ニチイは、医療・介護・保育分野におけるサービスで評判高い会社です。
ニチイの事業は、医療事務などをサポートする医療関連事業、トータル介護サービスを提供する介護事業、全国で保育施設を展開する保育事業を中核事業としています。

ニチイの介護について調べると、悪い評判や、やばいなどの噂が見られますが、実際のところはどうなっているのか、介護の口コミ実態調査を行ってニチイの本当の姿を調べていきたいと思います。

また、本稿ではニチイの全体像や創業目的、ニチイの介護サービス、社員からの評判、やばいとされる2025年問題まで取材と調査で詳しく紹介していきます。
ニチイで働きたい、仕事をお願いしたいと考えている方、これからの介護について知りたい方などにとって、必要な情報が詰まっているのでぜひ参考にしてください。

この記事でわかること
  • ニチイの概要・理念・サービス
  • ニチイ学館の介護の評判口コミの真相
  • ネット上の口コミはどうしている?
  • 創業目的と介護サービス開始理由
  • ニチイで働く社員からの評判
  • 2025年問題とニチイの対応

更新情報

ニチイとは

ニチイのロゴ

ニチイとは、株式会社ニチイ学館をグループ会社として傘下に収める持株会社で、正式名称は株式会社ニチイホールディングスです。株式会社ニチイ学館は医療関連事業、介護事業、保育事業、ヘルスケア事業、セラピー事業を主要事業とし、株式会社ニチイホールディングスが経営管理などを行うという組織形態になっています。

ニチイの沿革は、1968年12月に寺田明彦さんが創業者として医療事務受託事業を開始したのが始まりです。
そして医療関連事業を行いながら株式会社保育総合学院を設立し、1975年8月には株式会社ニチイ学館へと社名変更しています。

さらに、全国展開、株式店頭登録、介護事業開始などと事業を拡大し、1999年3月には東京証券取引所市場第2部上場、2002年9月に東京証券取引所市場第1部上場(株式非公開化のため現在は廃止)と会社のステイタスを着実に上げてきました。

2000年代になっても事業は好調で、2003年4月に保育事業参入、2004年12月に家事代行サービスを開始するなど医療関連から事業を拡大し、2021年4月に株式会社ニチイホールディングスを持株会社とした現体制に移行しています。

ブランドスローガン

ニチイには「人はやさしい」という考えが根本にあり、ブランドスローガンとして「やさしさを、私たちの強さにしたい。」という言葉を掲げています。

このブランドスローガンには2つの意味があり、1つは「やさしさという人間性を磨く」ことです。
ニチイでは医療や介護、保育の分野においてやさしさを持つ人材を育て、人のために働く幸福を得るために情熱を持って仕事に取り組んでいます。

また、もうひとつは『「人間の尊厳」にとどまらず、「自然の尊厳」へ進化すべきとする価値観』です。
人間や自然は支配するものではなく、強い人というのは、人や自然を思いやれる人のことを意味し、「やさしさ」に対して強い思いと哲学を持って企業を運営しています。

ニチイの代表的なサービス

ニチイの代表的なサービス

ニチイの代表的なサービスについて、担当者様に取材しました。

医療関連事業・介護事業について

担当者様
弊社は医療関連事業、介護事業、保育事業、ヘルスケア事業、セラピー事業のサービスを展開しています。

医療関連事業は、日本全国に張り巡らせた支店網を活かし、日本各地の医療機関にて医療事務の受託をしており、受付業務やクラーク業務、経営支援、調査分析といった多様で質の高い支援サービスをご提供しています。
実績として、現在は契約医療機関約8,000箇所の医療受託を行っています。

介護事業も日本全国で展開し、約1,900拠点で訪問介護などの在宅系介護サービスから有料老人ホームなどの居住系介護サービスまで、多彩なサービスラインナップになっています。さらに、お客様と介護スタッフの声にしっかりと耳を傾けることで、オリジナルの商品も生み出しています。
ユーザーのニーズに合わせて作られたプライベートブランドは、紙おむつ・吸水ケア用品などがあり、ニチイの多様な介護サービスをお客様の生活環境や介護状況に応じて選択できるトータル介護サービスを実現しています。

保育事業・ヘルスケア事業・セラピー事業について

担当者様
保育事業では350箇所の保育所を有しており、子供達、保護者、地域の人たちも皆が笑顔になれるサービスを展開しています。

ヘルスケア事業としては全国対応の家事代行サービス「ニチイライフ」があります。
「ニチイライフ」では、お子様がいる家庭にはお掃除やお片づけ、買い物や調理といった家事・育児サービスを、高齢の方がいる家庭には自費介護などを提供し、日々の暮らしにゆとりと安心を提供します。

セラピー事業は、ドッグセラピーを実施しています。
ニチイは、オーストラリアン・ラブラドゥードル(AL)のブリーディング活動を実施している日本唯一の企業なので、人の心を癒せるオーストラリアン・ラブラドゥードルに精通しています。
ドッグセラピーでは犬と触れ合い犬の世話をすることで、特に高齢者に対して精神の安定や上肢・下肢機能の維持・向上、言語機能の維持・向上、社会参加といった効果が得られます。

ニチイ学館は評判悪い?介護の口コミから真相調査

ニチイ学館の評判

ニチイ学館は医療、介護、保育などの事業を行っていますが、評判口コミでは介護についての記載が多くなっています。中には、悪い評判ややばいといった情報もあるようなので、ニチイで介護サービスを受けた方からの口コミを徹底的に調査して、ニチイ学館は評判悪いのか真相を明らかにしたいと思います。

人に対する思いやりが素晴らしい

【評判/口コミ】
自分の親の介護をしてみて、人を世話することがこんなにも大変だとは思いませんでした。
ニチイの介護サービスをお願いすると、他人なのに一人の人間としてとても優しく思いやりを持って接してくれているのがわかり、感謝しかありません。

知るカンパニー編集部
ニチイのスタッフは、ニチイのサービスのベースになっている「人はやさしい」という考え方をしっかりと理解している方がほとんどです。一人の人間として、相手に対してやさしさを持って接しているので、介護を依頼した家族の方も安心して任せることができています。

心豊かな生活ができるように

【評判/口コミ】
在宅介護を受けていたのですが、特に訪問入浴サービスが素晴らしかったです。
スタッフさんは介護技術や知識のレベルが高く、会話でなごませながらも湯温など細かいところに気を配ったりしているのがわかり、見守る家族もストレスが全く無かったです。
祖父はニチイの訪問入浴サービスをいつも心待ちにしていて、楽しみがあるということは生活が豊かになることだと実感できました。おかげで家族全員にもゆとりが生まれ、余裕からみんなの生活も豊かになった気がします。

知るカンパニー編集部
ニチイの経営理念は「社業の発展を通して豊かな人間生活の向上に貢献する」というものです。社業の医療・介護・保育サービスを通し、一人ひとりの生活を豊かにするサービスを継続して提供しています。

業界最大手は伊達じゃなかった

【評判/口コミ】
在宅介護サービスを利用した際は、介護保険の申請代行サービスもしてもらって助かりました。また、訪問サービスも利用しましたが、家の中はいつものままで良いですよといってくださり、気が楽になりました。
ニチイのサービスは業界最大手とありましたが、サービスのきめ細やかさは流石ですね。

知るカンパニー編集部
ニチイには在宅系介護・居住系介護サービスを提供する拠点が日本各地に約1,900拠点あります。大手ということはそれだけ多くの知見やノウハウを蓄積できるものです。
人を安心させる良質なサービスは、多くのサービス経験から得られるもので形づくられています。

ニチイ学館は評判悪い?介護の口コミまとめ

ニチイ学館の介護の評判は、高評価なものが多くありました。

スタッフは「やさしさ」を持って介護にのぞみ、介護を頼む家族も安心していられるサービスとなっています。
介護者に対する対応、家を訪問したときの安心感、介護にまつわる諸々のサポートなど、サービスを利用した方からは多くの感謝や称賛の評判、口コミが見られました。

ネット上の良い口コミ・悪い評判の捉え方

ネット上の評判

ニチイでは、ネット上で見られるポジティブ、ネガティブな口コミに対してどのような捉え方をしているのでしょうか。良い口コミ・悪い評判の捉え方とその後の対応について取材しました。

担当者様
ポジティブなご意見については、素直に受け止め、更なるサービス向上に向けた取り組みに生かして参ります。ネガティブなご意見については、真摯に受け止め、会社として改善につながる取り組みをしっかり考えてアクションを取って参ります。

またネガティブな事は厳しいご意見をいただいたと捉えております。言っていただけるということは興味関心すら無いような企業ではない、言えば変革を行える企業であると思っていただけていると前向きに捉えて、しっかり改善できるような取り組みを行います。

なお、口コミに対する具体的な対応案としては、ポジティブ、ネガティブな内容に関わらず、調査分析を行っている部署があります。
その情報を精査し、コンプライアンス部門、HR部門等、関係する部署が状況に応じて対応を行っています。

創業目的とニチイの介護サービス開始理由

創業目的とニチイの介護サービスの開始理由を教えてください。

担当者様
1968年12月に創業者である寺田明彦が医療事務受託事業を開始しました。
この年に国民健康保険制度の自己負担3割が施行され、各医療機関は混乱を極めていたと聞いています。その一助となるべく創業者の寺田明彦が医療事務の受託サービスを展開しました。また、介護保険法が国会に提出された1996年に在宅介護を中心としたサービスを開始しています。
2000年には介護保険制度が施行され、全国770箇所に事業所を設置して本格展開しています。

これら時代に合わせたすばやい事業展開が、ニチイの強みだと思います。

ニチイで働く社員からの評判

働く社員からの評判

ニチイで働く社員は自社のことをどのように評価しているのか、社員からの評判を聞きました。

大学の学科を問わず様々な社員が在籍

担当者様
福祉事業の企業という事で、福祉系の大学出身者が多いと思われがちですが、大学学科問わずに色々な人達が働いています。特に学生時代は意識していなかった、介護・医療事務・保育などに入社してから携わる人が殆どです。

そういった中、ご利用者様・お客様からの感謝の言葉が一番嬉しかったという評判を多くの社員から耳にします。入社後に、他人に寄り添う事や他人の為に何かを行う事がとても楽しいことだと気づかれる社員が多い状況です。

働きがいと会社への期待

担当者様
各事業においては、それぞれのエキスパート・プロフェッショナルの自覚を持って働いている方が多く在籍しています。医療事務をはじめ、介護・保育についても資格が必要な業務となります。

ご利用者様、お客様の喜ぶ笑顔が一番嬉しいという従業員の声を良く聞きますので、そういった関わる方々からの反応が働きがいになっている従業員が多い印象です。

現在は会社として株式再公開に向けた第二創業期に入っていて、会社のこれからに皆が期待を持ち、全社員同じ目的に向かって自分の出来る事を精一杯やっています。
会社としても従業員が働きやすい環境作りを行っており、時代に即してフレキシブルに対応していきたいと考えています。

社員の負担軽減への取り組み

担当者様

ニチイホールディングスでは介護職の負担を軽減するための取り組みとして「眠りSCAN」というシステムの導入を進めております。

「眠りSCAN」とは、ベッドの上の入居者様の状態をリアルタイムでモニタリングできる見守り支援システムです。ベッドのマットレスの下に敷くだけで、体動などの微弱な振動を捉えて、睡眠・覚醒・呼吸数・起き上がり・離床などの情報をシステムが検知してくれます。

これらの情報は、スタッフルームのパソコンのモニターや携帯端末にリアルタイムで表示されるため、弊社介護スタッフは入居者様のそれぞれの状態を把握することができます。起き上がりや離床の動きがあれば、すぐに確認して対応することができます。

この「眠りSCAN」を導入したことにより、弊社介護スタッフからは、「肉体的・精神的な負担が軽減され、より適切なケアができるようにもなった」などという声があがっており効果を実感しております。

ニチイホールディングスの介護スタッフは、夜間は2時間ごとに巡視を行い、睡眠中の各入居者様の呼吸の状態を確認しております。経験のあるスタッフであれば、寝ている方の口元に耳を近づけて息づかいを確認するだけで呼吸状態を把握できます。

しかし、中には呼吸の浅い方もいらっしゃるので経験の浅いスタッフですと確認が難しい場合もあります。そのようなケースでも「眠りSCAN」を使うことで正しい呼吸状態を把握できるので、見守るスタッフの精神的負担がずいぶん軽減されたと評判です。
経験の浅い若いスタッフも「眠りSCAN」のサポートがあるおかげで、1人夜勤となっても安心感があるようです。

現在はニチイホールディングスの一部の介護施設のみの導入に留まっておりますが、将来的には弊グループの全介護施設での導入を目指しております。

「眠りSCAN」の詳しい情報に関しましては、弊社公式ホームページに記載しております。ご興味のある方はぜひそちらもご確認ください。

介護業界は激務で薄給だという世間の印象が強いですが、このように新たなシステムを取り入れてスタッフの負担を軽減するよう尽力しております。
介護に関する各種サービスは今後もニーズが高まっていくと考えられています。ニチイホールディングスでは各施設を利用されるお客様、ご家族の方々、そしてスタッフが安心して介護にかかわれるよう、時代に即したシステムや制度を導入していくつもりです。

これからのニチイホールディングスの取り組みにご期待ください。

ニチイホールディングスのカムバック採用

担当者様

ニチイホールディングスでは「もう一度ニチイで働きたい」という方のため、退職された方が復職できる「カムバック採用」を行っております。

ニチイに過去在籍されていた方を対象とした採用制度で、給与や特別休暇は以下の通りです。

【給与】
・在籍時の金額を考慮(医療・介護)
・在籍時の昇給額を加味(保育)

【特別休暇】
復職時の条件から付与有り(医療・介護)

【雇用形態】
正社員(専門職)、契約社員等、募集中の求人の内容により決定いたします。

【勤務形態】
月給者、または時間給者(時間給者の場合、勤務時間は面接時にご相談ください)

復職できる対象は医療や介護、家事代行、保育の現場に勤めていた社員の方となっております。

求人についてはニチイの求人サイトである「きゃりあネット」で検索できます。時期によって求人内容が変わる可能性がありますので、復職を目指す方はこまめなチェックをおすすめします。
気になる求人があればエントリーし、その後採用選考となります。1~2回の面接を予定しております。
1週間以内に合否連絡を行います。その他わからないことや気になることがあれば採用担当までお気軽にご相談ください。

ニチイではこのように、人材不足解消のため新しい取り組みを積極的に行っております。環境改善は業界全体の課題であり常に考えていくべきことだと思いますので、安心してニチイの求人にご応募いただければと思います。

ニチイの売上高構成比は2022年3月期で約2,979億円のうち、介護事業が52%、医療関連事業が38%、保育事業が5%、その他事業が5%となっております。
事業の運営はもちろん、環境改善に取り組む資金力を持つため、従業員の皆様には安心して働いていただけると思います。

また、様々な理由で退職された方がいらっしゃいます。どのような理由であっても、もう一度ニチイで働きたいと思ってくださった方の気持ちを尊重して、カムバック採用をさせていただければと思います。
お子さんが大きくなりまた働き始めたいと思った方、生活が一段落したので近所にある事業所または事務所で働きたいという方、転職先で培ったスキルをニチイで活かしたいという方、ほかにも様々な理由があるでしょう。

介護事業を始め、ニチイが展開する事業はいずれも「人と人とのかかわり」が根幹をなすものです。もう一度ニチイで働きたいと少しでも思っていただけたら、カムバック採用を活用していただければと思います。

接遇スキル向上のため行われるニチイの「接遇コンテスト」

2023年11月27日、ニチイホールディングスで「接遇コンテスト」が行われました。
接遇とは、業務上のお客様や患者さんに対するサービスのことです。態度や言葉遣い、もてなしを含む広い意味の待遇を指します。

ニチイホールディングスで提供しているサービスは【医療・介護・保育】であるため、サービスやおもてなしが欠かせません。そこで、全国の医療機関や自治体で働くスタッフのスキルやコミュニケーションを競い合おうと「接遇コンテスト」が開催されるに至りました。

2021年から始まったため、今回が3回目となります。当初はコロナ禍であったためオンラインでの開催でしたが、3回目となる今回は初めて集合型開催となりました。
全国からのエントリー数は総勢764名で、当日は各支社やエリアの選考を通過したファイナリスト18名がスピーチやロールプレイングを披露し競い合いました。

医療関連部門と自治体窓口部門でそれぞれ審査が行われたようです。

・医療関連部門
患者さんに信頼される接遇、患者さんや家族の多様性への配慮といった接遇マナーに加え、不安を取り除き安心感を与えるコミュニケーション、医療従事者として患者さんを一番に考え積極的にサポートする姿勢などを評価のポイントとしました。
・自治体窓口部門
来庁者のニーズを汲み取ったうえでの提案、安心感を与える接遇などを評価ポイントとしました。

それぞれグランプリ1名ずつ、医療関連部門はさらに準グランプリ5名、特別賞1名が選出されました。
両部門で受賞されたファイナリストの方は、ニチイホールディングスが目指す接遇像である「Heartful Action~ニチイ最高のおもてなし~」を体現するものとして設定された評価ポイントを元に高く評価され受賞に至ったようです。
受賞者には社長から表彰状が授与されるとともに、受賞バッジやガラス楯などの副賞が贈られました。

グランプリを受賞された方のコメント

【医療関連部門】
“本日はこのような名誉ある賞をいただきまして、大変うれしく思います。
日々の私の努力を少し評価していただけたような気がしてうれしい気持ちになるとともに、今日参加された他のファイナリストの皆さまのロープレを見てまだまだ学ぶことがたくさんあるなと感じました。
これからも自分の技術に満足せずに、向上心を持って努めていきたいと思います。”
【自治体窓口部門】
“本日はこのような名誉ある賞をいただきまして、本当にありがとうございました。
今日観て聴いて感じたことを、少しでも職場の皆さんと共有できたらいいなと思っております。どうもありがとうございました。”

接遇への意識やスキル、コミュニケーション力を高める接遇コンテストを開催していくことで、ニチイホールディングスのサービスはさらに向上していくでしょう。

ニチイの女性社員の声

ニチイホールディングスは社員の8割が女性であり、管理職など重要な役職に就く女性が多いです。企業文化としても、創業された1968年から現在までに女性が活躍する土壌が出来上がり、多くの女性社員が力を発揮しています。
産休や育休制度も充実しており、活用したのちに復職する社員も多いです。子供が小学3年生になるまでは時短勤務を活用することができるため、自分で決めた時間内で働くことができます。
この様な取り組みから、厚生労働省から仕事と家庭の両立支援に積極的であると認められ「次世代認定マーク(くるみんマーク)」を取得しました。

出産後に復職した女性社員の中には、フルタイムに戻した方もいます。その方はフレックスタイムが導入されたタイミングでフルタイムに戻したそうです。
保育園の用事がある日は早めに帰り、夫が休みの日は長めに働くなど、予定に応じて臨機応変な働き方ができています。
フルタイムへ戻ることの不安もあったそうですが、社内の同じ部署の方たちが快くサポートしてくれたこともあり、制度を上手く活用して仕事を続けられているということでした。

近年では男性の育児参加も推進されています。今後、ニチイホールディングスで同じように子供が生まれて仕事と育児の両立に取り組む方がいたら、その時はサポートを受けた経験のある方がその方をサポートしていくでしょう。
こうした協力体制があるため、育児にも仕事にも安心して取り組めるのだと思います。

社員の8割が女性ということもあり、同僚でありながらママ友でもあるという方は多いようです。互いに情報共有や相談ができることも心強いでしょう。
産休や育休を取得した際も周りの方たちが協力してくれるなど、出産や育児が仕事においてまったくマイナスになりません。時短勤務をしながら支部長や支店長を務める女性もいるそうです。
この様な文化を持っているのがニチイホールディングスの強みであり、同時に魅力でもあると思います。社内の男性が育休を取得することも増えているようです。

産休や育休をとってから復職するということが自然に行われてきた、ニチイホールディングス。女性にとって働きやすい職場であり、男性にとっても女性社員の多さから育児に対する気づきが多いと思います。
「先輩たちがそうしてきたから自分もそうするのだ」という文化はこれからも受け継がれ、社内の子育て世代を支えていってくれるのではないでしょうか。

ニチイの資格取得に関する支援とは?

ニチイホールディングスは資格取得支援を行っています。

現在、全国におよそ8,000件の契約医療機関があり、およそ1,900カ所の介護事業所を運営しています。

それぞれの事業現場の最新事例が講座に反映されているため、資格を取得した後に即戦力で活躍できるようなカリキュラムを提供してもらえます。

具体的な内容は、以下の通りです。

受講料キャッシュバック制度

ニチイの講座で「介護職員初任者研修」または「介護福祉士実務者研修」を終了された方が、ニチイの介護スタッフとして就職し、所定の条件を満たした場合に、支払った受講料をキャッシュバックしてもらえる制度です。

対象は全国の介護拠点のため、非常に数が多いです。条件の一つである「ニチイが運営する拠点で働くこと」という部分は簡単にクリアできます。

もしやむを得ない事情で引っ越しなどが決まっても、ニチイの介護拠点は全国にあるため探しやすいでしょう。

また、ニチイへの就職を目指す方一人一人の希望や適性を踏まえて、最適な就業先を提案してもらえます。

ニチイが運営する求人サイトにも介護事業所の求人情報が載っているため、自分で調べることも可能です。

より受講しやすい費用と学び方

2024年4月からスタートした「医師の働き方改革」に伴い、ニチイの講座は受験料や学習時間などを見直し、さらに学びやすい体制となっています。

メディカルドクターズクラーク講座では、講座内容を医師事務作業補助の領域に特化させています。これにより講師から直接指導が受けられる「通信+通学」または自分のペースで効率的に学ぶ「通信」を選ぶことができます。

学び方にも選択肢があるので、自分の性格やライフスタイルに合った内容を選べるため安心する人は多いでしょう。

医療事務講座は名前を改め、受講形式も「通学」から「通信」へ変更しているため、さらに学びやすくなっています。

どちらの講座も受講期間が2ヶ月と短いですが、経験豊富なプロフェッショナルの講師陣がサポートしてくれるため、実践的な内容を学ぶことができるのが特徴です。

ニチイで多くの人が学び巣立っているのは、講義の質が高いだけでなく、学びやすい環境を整えサポートを徹底しているからでしょう。

その信頼の証として、ニチイの講座を修了した人は全体で200万人以上にもなります。
また、約50年続けながらも新しい風を取り入れているのも、ニチイが信頼される理由となっているのでしょう。

時代に合わせた学び方を提案してくれるため、短期間で有意義な時間を過ごすことができると思います。

2025年問題で日本がやばい?超高齢化社会に向けた取り組み

超高齢化社会を支えるイメージ

高齢者の割合が増え続けている日本では、2025年問題が取り沙汰されています。経済、雇用、労働、医療、福祉など、ありとあらゆる分野に影響する2025年問題について、その概要とニチイの取り組みを紹介します。

2025年問題について

日本の年齢別比率のデータ推移を見ていくと、2025年には後期高齢者(75歳以上)が約2,200万人、65~74歳の前期高齢者をあわせた高齢者人口は約3,500万人に達します。これは、国民の約4人に1人が65歳以上、約5人に1人が75歳以上という超高齢化社会が目前に迫っているということです。
すでに高齢化社会に突入している日本では、各分野で影響が出ていますが、2025年を境にさらなる問題が顕著になるという分析が多くなっています。

高齢者が多く、若い労働人口が少ないという歪んだ人口比率では、働き手の不足による産業の停滞、後継者不足による20兆円以上の損失、社会保障費の増大・不足、介護人口・介護サービスの不足、医療・介護体制の崩壊など、多数の問題があげられます。

ニチイでも超高齢化社会に対応するための取り組みを実施

担当者様
迎える2025年問題における超高齢化社会に対して、介護サービスは更なる拡充を求められます。設備的な充実ももちろんですが、そこで働くスタッフの充実も考える必要があると考えています。

医療分野においても、地域包括医療体制(地域包括ケアシステム)の更なる拡充・体制強化が求められます。弊社としても介護事業、医療事業で更なる協力体制を確立し、迎える超高齢化社会に対して策を講じて参ります。

ニチイホールディングスの公式サイト

まとめ

以上が医療や介護サービスで業界最大手となっているニチイについて調べた結果です。
ニチイのサービス分野は幅広くなっていますが、今回は特に介護サービスについて深く掘り下げました。

介護サービスは評判が悪いのではないかという情報もありましたが、口コミなどを調べてみると、人に寄り添う「やさしさ」を持ったサービスは多くの利用者から高評価が寄せられていました。
自分の大切な家族を預ける介護サービスでは、過剰な批判があがりやすく、ごく一部の悪評からニチイのサービスが悪いのではないか、やばいのではないか、という誤解が生じたようです。

また、今後の日本は2025年問題を迎え、さらなる高齢化社会に突入します。
ニチイでは、介護事業、医療事業で協力体制を強化し、来る高齢化社会に対応するとしていて、これからの日本においても評判高いサービスが維持され、さらに発展することが期待されています。

会社概要

商号株式会社ニチイホールディングス
本社所在地東京都千代田区神田駿河台4-6 御茶ノ水ソラシティ
設立年月2020年4月
代表者代表取締役社長 森信介
事業内容グループ会社の経営管理及びこれに付帯する業務
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