センカクは、コインランドリー事業や排泄介助サービス（自動排泄処理ロボット シルバー）などで口コミの評判が高くなっている会社です。

コインランドリー事業は、ピエロというブランドでFC展開しており、日本全国に600店舗以上が出店されています。また、デバイス事業では、排泄介助を行う自動排泄処理ロボット シルバーを自社開発（特許取得）し、夜間の排泄処理において介護者の負担が大幅に軽減されたと評判になっています。

本稿では、センカクの企業理念や西山由之会長の経歴、社員からの評判口コミ、事業内容、介護ロボットシルバーなどを詳しく紹介します。
センカクについてや、介護ロボットについて知りたい人はぜひ御覧ください。

センカクとは

株式会社センカクは、コインランドリー事業を中心に、排泄介助を行う自動排泄処理ロボット シルバーの展開（デバイス事業）、収納スペースサービスのトランクルーム事業、ランドリー機器の清掃・点検などを行うクリーンネス事業などを手掛ける会社です。

設立は2016年で、本社は東京都新宿区西新宿、大阪支社は大阪市浪速区湊町にあります。

西山由之会長は、クリンリネスサービスで知られるダスキンを日本に広めた株式会社ナックの創業者で、センカクを立ち上げたのも強い理念があったからです。

センカクは、西山由之会長の主導で成長している会社で、コインランドリー経営では成長率が1位になり、排泄介助を行う自動排泄処理ロボット シルバーは特許を取得するなど、これからのさらなる発展が期待される会社です。

企業理念

センカクの企業理念は、はっきりと社名に現れています。

社名は「洗濯革命」の略語「センカク」となっていて、西山由之会長の「主婦の家事労働を大きく軽減したい」という願いが込められています。

家事の中でも掃除・洗濯・料理は、三大家事労働と言われています。
古くは手洗い、そして二槽式洗濯機の登場、さらに全自動洗濯機の登場で家庭での洗濯の負担は昔と比べてかなり軽減されています。それでも、家庭の洗濯機は容量に限りがあり、毎日必ず洗濯をしなければならない場合が多く、その労力と時間を削減するという企業理念を持つセンカクが設立されました。

具体的には、洗濯の時間や労力を削減するためのサービスとしてコインランドリー事業が立ち上げられました。
コインランドリーは一度に大量の洗濯物をまとめ洗いできるという利点があります。また、センカクのFC店ピエロでは、40度以上の温水で洗うことで衣類の黄ばみや匂いの原因となる皮脂を落とし、洗浄力と除菌力もあるので、コインランドリーに持ち込む大きなメリットがあります。

そして日本の社会問題である介護問題については、排泄介助の自動排泄処理ロボット シルバーを導入することで介護の負担軽減に貢献できると考えています。

西山由之会長の経歴と実績

センカクの創業者、西山由之会長は掃除業界では名の通った人物です。

1971年、主婦の三大労働を少しでも軽くしたいと株式会社ナックを創業し、「お掃除革命」をコンセプトにダスキン事業を日本一の規模に育て上げ、東証一部上場も果たしています。
さらに、お掃除分野だけではなく、宅配水のクリクラでは業界1位を獲得し、住宅分野では、「日本の住宅は高すぎる」というキャッチコピーでレオハウスを立ち上げ、21,000棟の住宅を販売するという実績を残しています。

これまでの経済界での貢献度の高さから経団連では理事を務め、2010年には紺綬褒章受章、2014年に経団連幹事就任、2016年に日本コインランドリー協会理事長の座に就いています。

センカクで働く社員の評判口コミ

センカクで働く社員は自社のことをどう評価しているのか、評判口コミを調べました。

ワンフロアで風通し良く

ワンフロアオフィスのメリットである、コミュニケーションのしやすさがプラスに働いている会社です。部署間で活発に意見の交換ができたり、他の分野の業務に携わることもできるので、やる気のある人は自己成長で高みを目指すことができます。
また、自分で新しいことを発案したり、取り組みたいという人にとっては、意見や提案が通りやすくやりがいのある職場でもあります。

環境の良い仕事場

多くのオフィスがある新宿西口の中で、新宿センタービルは働きやすい環境です。昼食は外に出ても良いですし、各々が自由に過ごしているようです。

休みに柔軟な対応

休みがしっかり取れるのは、ワークライフバランスが取れる会社だと言えます。

インセンティブが魅力

成果に応じてインセンティブがあるので、営業で仕事のできる人は高い年収、給与が望めます。

センカクで働く社員の評判口コミまとめ

センカクで働く社員の評判口コミで多かったのは職場環境の良さです。

環境は仕事のしやすさ、風通しの良さ、提案のとおりやすさ、シンプルに立地の良さなど様々な面で評判が良くなっています。また、給与面では、よく働く人、能力が高い人は正当に評価されて高い給料がもらえているのもポジティブな評価が見られました。

自社の仕事に関しては、洗濯という生活に関わる仕事や排泄介助の自動排泄処理ロボット シルバーに関わる仕事をしているので、常にユーザーがいて人々の役に立っているということにやりがいを感じている人も多いようです。

総じて、センカクの社員は自社に対してポジティブな評価、感情で働いていることがわかりました。

センカクのコインランドリーピエロが評判

日本のコインランドリーの店舗数は2万軒を超え、様々なサービスが展開されています。
その中でも、センカクが展開しているオリジナルブランド「コインランドリーピエロ」は独自のサービスが強みとなり評判になっています。

コインランドリーピエロの強み

コインランドリーピエロでは水（お湯）と洗剤にこだわりがあり、40度のお湯は汚れが落ちやすく、マイナスイオン水（電解水）は菌や花粉、ほこりなども落ちやすくなっています。

洗剤も特殊界面活性剤・酸素・クエン酸を配合した植物由来のオリジナル中性洗剤を使用し（洗剤持ち込みの必要なし）、高い洗浄力、泡切れがよくすすぎ1回のみ（時短）、柔軟成分、帯電防止効果、色移りや汚れ戻りが気にならない移染防止効果といったメリットがあります。

また、大型洗濯機は大量の衣服や布団を洗うことができ、洗濯・乾燥一体型の洗濯乾燥機、繊細な洋服用の低温設定機能付き乾燥機といった目的別の機器も充実しています。

そのほか、機器の衛生度の高さ、年中無休・24時間対応（24時間対応のオペレーター対応可能）、24時間稼働の防犯カメラとSECOMシステムによるセキュリティの高さといった強みもあります。

センカクのフランチャイズ展開

センカクは、オリジナルブランド「コインランドリーピエロ」をフランチャイズ展開しています。
ここでは、コインランドリー投資をお勧めできる理由やセンカクならではの安定経営について解説します。

コインランドリー投資がお勧めの理由

センカクのコインランドリー投資は複数の長所があります。

まず、センカクを手掛けている西山由之会長は、かつてダスキンやクリクラ事業を大成功に導いた人物で、日本のフランチャイズ事業ではトップクラスの実績があるということです。また、投資額の約75％を経費計上できるので、大きな節税効果が望めることも大きなメリットです。
さらに、センカクでは管理運営をすべてお任せできる『らくらくパック』があり、ロイヤリティも不要なので安心して投資できるという面もおすすめする理由の一つです。

センカクなら都市部の完成店舗で安定経営が可能

センカクの「コインランドリーピエロ」は都心型店舗を中心に展開されています。

店舗作りには、専任の店舗開発スタッフがコインランドリーに適した立地を見つけ出すことに始まります。
そして、条件に合う空きテナントがあれば専門的設備に至るまで徹底的に調べ上げ、他のコインランドリーチェーンでは提供できない魅力的な店舗を準備しています。

日本の都市部でコインランドリー投資がおすすめできる理由としては、共働き約1,100万世帯のコインランドリーニーズの拡大があげられます。かつての専業主婦が多かった時代とは異なり、今は共働き世帯が圧倒的に多いために、家事支援サービスとしてコインランドリーの需要は高くなっており、コインランドリーは今後も高需要が期待できます。

センカクのコインランドリーFC公式サイト

コインランドリーオーナーの悩みを解決するクリーンネス事業

フランチャイズでコインランドリーのオーナーになった際に、様々なトラブルが起こりえます。センカクのコインランドリーピエロでは、悩みを解決するクリーンネス事業があるので、作業内容を紹介します。

口コミでも評判の作業内容

コインランドリーオーナーの悩みとしては、機械のエラー、機械の故障、電気代の高騰、クレーム対応、店舗や機械の掃除が大変、などといったものがあります。

センカクのサポートなら、コインランドリー専用のダクト清掃/機器清掃・点検サービスが受けられ、オプションとして店舗清掃（天井、床清掃、ガラス清掃、看板清掃）をお願いすることもできます。

センカクがシルバー事業に参入した経緯

センカクのメイン事業は「洗濯革命」の社名通りコインランドリー事業ですが、なぜシルバー事業に参入したのか、その経緯を紹介します。

社会問題「介護」の負担軽減を目指して

高齢化が進む日本では、「働きたくても仕事を辞めて介護」「介護業界の労働環境の過酷さ」「一般家庭における老老介護による疲弊」といった介護にまつわる問題が噴出しています。
センカクでは自社を「お役立ち企業」だと考えていて、介護業界でも何か手伝えることはないかという考えからシルバー事業への参入が決まりました。

センカクは、介護の現場を詳しく調べ、特に負担が大きい排泄介助（排泄処理）の問題に取り組むことを決めました。
2023年5月には排泄介助（排泄処理）の負担を大きく軽減できる自動排泄処理装置「シルバー」を開発し、シルバー事業に本格参入することになったのです。

排泄介助を助ける介護ロボットのシルバーとは

排泄介助を助ける介護ロボットのシルバーはどのような機械なのかを紹介します。

殺菌・消臭の大幅削減で特許取得

排泄介助を助ける、自動排泄処理ロボット シルバーは、主に夜間の排泄処理の介護者の負担を軽減することができます。

排泄介助が必要な人に装着すると、排便時（大便・小便）にセンサーが感知して便を吸引し、温水洗浄と乾燥までしてくれます。その際には吸引や乾燥に使われた空気を熱殺菌炉で殺菌し、常に新鮮な空気を一定量取り込むことで高い衛生環境をキープできます。
この殺菌、消臭の面で自動排泄処理ロボット シルバーは特許も取得しています。

また、要介護者に取り付けるカップの装着が簡単になるようにマジックテープだけでの脱着が可能で、蒸れを軽減しておむつかぶれも防ぐことができます。

自動排泄処理装置シルバーの公式サイト

まとめ

以上が、コインランドリー事業や排泄介助の自動排泄処理ロボット シルバーで知られるセンカクについて調査した結果です。

メイン事業のコインランドリーピエロ事業では、600店舗を展開してコインランドリーフランチャイズで好調を維持しています。また、新たに参入した介護事業では、特許取得の排泄介助の自動排泄処理ロボット シルバーにより、介護者の負担を大きく軽減することに成功しています。

会社として「お役立ち企業」でありたいという思いが強く、西山由之会長はこれまでに掃除や洗濯で大きく社会貢献してきたので、センカクはこれからも日本社会で大きな存在感を持って事業を展開することが期待されます。

会社概要