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クロスヘルメットX1は視界360度!HUD搭載日本人が世界を湧かせた

最終更新日:2018-02-04
クロスヘルメットX1は視界360度!HUD搭載日本人が世界を湧かせた

ヘルメットで360度の視界を確保することを考えた日本人が何人いただろう。バイクライダーの常識として、ライディング中に後方を確認する場合は、両サイドのハンドルミラーを確認するか、左右後方確認の動作をする以外には選択肢が無く、高速走行中の後方確認だと風圧もあり天候が悪い時には相応の危険を伴う。

ところが、その常識を覆すとんでもないヘルメットが誕生した。その名も「CrossHelmet-X1」(=間違ってX7と呼んでいる人が多い)という、HUD(ヘッドアップディスプレイ)搭載のバイク用ヘルメットで、何と開発は日本人が行っており、クラウドファンディングで資金の確保をしてたことから、ディスカバリー・カナダや世界中のメディアで報道されている。

実際に購入する際の金額も気になるところだが、最も気になるのは、やはり、美観と機能性である。筆者を含め、バイクライダーであれば、愛車やライダーズ・ウェアとの相性が合わないと購入するにもテンションが上がらない!それに、360度方向を見渡せるだけでは、満足がいかないというのもガジェットが進化する中では当たり前になりつつあるので、今回は、クロスヘルメットX1について、画像と動画を交えながらイメージが湧く特集を用意してみたのでご覧あれ。

ヘルメットにHUD付けて360度視界確保

実際にクロスヘルメットX1を装着した場合、どんな風にして360度の視界が確保されるのか、その様子を確認するには動画が一番ということでCrossHelmet社のX1を装着して街乗りしたイメージと、開発秘話を収録したディスカバリー・カナダのYouTube動画を紹介する。

クロスヘルメットX1の値段は1,599ドル

クロスヘルメットX1の値段はいくら?

2018年1月20日現在の、ドルのレートが1ドル:110.63円で、クロスヘルメットのホームページ(こちら)では、通常価格1,799ドル(=198,987円)のことろ、期間限定価格1,599ドル(=176,865円)で販売されている。厳密には、ファンディング中らしいので、予約になるが約2.2万円もお得に、360度の視界を確保できるヘルメット「Cross Helmet X1」を購入することが出来ると書いている!さて、こういう場合、気になるのは「この商品大丈夫?どんな人が作っているの?」という安心面でしょう。編集部で開発者を調べてみました。

開発者「株式会社Borderless (CEO) 大野 新さん」日本人のYOU!!

株式会社Boderless CEO 大野 新

東京藝術大学美術学部デザイン科を卒業後、GK Design Group 入社。
GK Dynamics 動態デザイン部にてインダストリアルデザイナーとして勤務、数々の国内/海外プロジェクトに携わる。2012年Borderless 設立。2015年カリフォルニア州サンタクララに Arata Oono Products 設立。

ふむふむ。バイクには深くかかわっているらしい。問題は、クロスヘルメットのどこが凄いのか。

ヘルメットをデバイス化したのが凄い!

クロスヘルメットX1が独り歩きしている印象があるインターネット界隈ですが、このデバイスを開発したのが株式会社BoederlessでCEOを務める「大野 新(おおの あらた)氏」でして、大野氏は国内8社、海外4社の計12社を構える、プロダクトデザイン集団「GKデザイングループ」の中の、株式会社GKダイナミクス(代表取締役社長: 菅原 義治)でプロダクトデザイナーとして従事したバックグラウンドの持ち主。モーターサイクル・シーンに革新を巻き起こすグループの敏腕デザイナーが繰り出したのが、今回、クラウドファンディングや展示会への出展で話題になった「クロスヘルメットX1」そのものでした。

大野氏が実際にバイクライダーとして、何よりもモーターサイクル中心にプロダクトデザインを手掛けてきた実体験に基づいて開発したのは、安全性を確保する360度の視界を実現するHUD搭載ヘルメット。デバイスを実装することにより、その可用性を無限大にする発想は、50年間もの長きにわたり「頭部を保護する」という目的のみを目指してきた、ヘルメットのメーカーにとっては、文字通り「頭をハンマーで殴られた」という位にインパクトがある製品であったことは間違いない。

特にスマホとの連携により、手元を見ることなくナビゲーションをチェックできるHUDは、背後を確認することが出来るだけでも十分な安全性を確保する逸品であることは間違いないが、ライダーにとって「不快な音(聞きたくいない音)」と「必要な音(聞きたい音)」を選別することができるアプリケーションを用意するなど、従来のヘルメットと比較しても、バイクでのライディングが遥かに楽しみになり、充実することは誰しもがわかるものに仕上がっている。

キックスターターで44,543,470円を集めた

Kick StarterのクロスヘルメットPJページ

4,454万円を集めたって。半端じゃないPR力。それだけ世界中で注目されているということの証といって良いレベル。世界中の二輪ライダーが欲しがっていたということなのでしょう。360度の視界を確保するHUDも然ることながら、スタイリッシュで機能的、LEDにより夜間走行時の安全性能まで配慮しているヘルメットが他にあるでしょうか。(キックスターターのPJぺーじはこちら。)

キックスターターにおける、支援者募集キャンペーンは、2017年9月13日〜10月12日までの期間で開催されたのですが、現在もPayPalを通じて支援金を寄せることが可能です。(支援したい方はこちらのPayPalぺーじからどうぞ!)

カラーは2種類

カラー(画像)

「Cross Helmet X1」には、IRON SILVER / LUSTERBLACK の2種類のカラーが用意されている。ちなみに、サイズは6サイズがあり、こちらのページにSHOEIのほか、2社との比較があるので確認してみて欲しい。

主な機能について

クロスヘルメットX1、気になる主な機能は8つを一部画像付きで紹介。

  1. ヘッドアップディスプレイ(HUD)
  2. リアビューカメラ
  3. セーフティーライト
  4. タッチ操作
  5. サウンドコントロール
  6. グループトーク
  7. 音楽・ラジオ再生
  8. ライディング情報

HUD/ライディング情報

ヘッドアップディスプレイとライディング情報

・360° 視界の確保
後方視界の確保は、ライダーの安全性を高める上で不可欠な要素です。そのため、クロスヘルメットにはリアビューカメラが搭載されています。前方に広めに確保されたバイザーと後方カメラによる映像を合わせ、最適な周囲360°の視界を確保します。

・ライディング情報
クロスヘルメットを使用すると、ライダーは天気、気温、方角など、ツーリングに関連する情報に簡単にアクセスできます。ネットワーク接続やバッテリー残量などの情報も合わせて表示され、さらに交差点のポイント、目的地までの距離、走行時間なども表示されます。

サウンドコントロール

・クロスサウンドコントロール
クロスヘルメット独自のユニークなノイズ制御システムであるクロスサウンドコントロールは業界初のテクノロジーです。ライダーのニーズに応じて、環境音を低減または増幅できるよう設計されています。ライダーは、疲労の原因となることが多い、道路環境におけるエンジン音や摩擦音、風切り音などのノイズを制御することができるようになります。

リアビューカメラ

360度とはいっても、やはり、前方向に関しては視認範囲に限りがある。そこで登場するのがリアビューカメラだ。クロスヘルメットX1では、この背下部に搭載されているカメラにより、従来のヘルメットでは確認することが出来なかった、後方170度の視界を確保することが可能となる。

更に3つの機能がライディングを楽しみにする!

・グループトーク
グループトーク機能により、グループの他のメンバーと会話をし、コミュニケーションをとることが可能になります。クロスヘルメットを着用していないメンバーとも、スマートフォンやBluetoothを通して接続可能です。

・Siri、Googleアシスタント
ワンタッチアシスタントアクティベーションにより、SiriやGoogleアシスタントの音声制御が可能になります。

・音楽再生、ポッドキャスト、通話機能
ヘルメット内蔵のスピーカーから、音楽、ラジオ、ポッドキャストを聞くことができます。また、高音質な通話も可能です。

JIS規格/DOT規格/ECE規格に対応で安全性OK

日本国内で二輪の免許を保有するライダーなら、JIS規格(安全基準)をクリアしたヘルメットを被ることは、教習所や保険、そして法令で定められているということは既知の事実であろう。DOTはアメリカの規格だが、日本のJIS規格に比べると検査基準は甘いと言われている。そこで、登場するのが「国連欧州経済委員会UNECE」が定める最高基準『ECE規格』なのだ。クロスヘルメットX1はECE規格をパスしている。

・安全規格
クロスヘルメットが出荷される各国で要求される安全基準を確実に満たすために、豊富な知識と経験・リソース・先進的な設備を備えた製造パートナーと協力して開発しています。クロスヘルメットは、DOT、ECE、JIS規格を満たす製品として開発されています。

頭への衝撃による致死確率100%から、ライダーの命を守れるかについて、最も厳しい基準を設けているECE規格。クロスヘルメットX1は、前述したような多機能を備え、ライディングの楽しみを何倍にも増やしながらも、最高基準の検査をクリアしているヘルメットなので安心して良いと考えられる。(ただし、安全運転は忘れずに!)

画像)スペックリスト

スペック一覧の画像

外付けHUDならNUVIZと比較?

所有しているヘルメットに、HUDを装着したというニーズもあると思ったので、探してみたところ「NUVIZ」というヘルメット外部に装着するタイプのHUDがある。ネット界隈で先に話題になったのは、実をいうとNUVIZで、クロスヘルメットX1は後発であるというのが、グノシーやスマートニュースで毎日話題を追いかけている筆者の曖昧な記憶(笑)を辿った限り。

NUVIZのHUDを引き合いに出したのは、何と言っても、お気に入りのヘルメットを買い替える必要が無いという理由1点に尽きます。他にも言うとすれば、ヘッドアップディスプレイ付けてますよ~というアピールをしたい場合、クロスヘルメットだと、完全に内蔵されているために優越感は味わい辛いような気がします。それでも、スマートなのが一番なので、筆者個人としてはクロスヘルメットX1を推奨しますというのが本音。

Cross Helmet X1 まとめ

2017年残暑ころから、頻繁に目にするようになった、クロスヘルメットの記事だがライダー目線では「買うべきか、買わないべきか」「もしも買うなら優れている点は?」「今のヘルメットから買い替えるだけの価値があるのか」というのが気になるところであっただろう。いままでの、どのヘルメットとも比較が難しい、デバイスとしてのヘルメットには十分な購買価値があると感じた。

今後は、このような製品が市場に出回ることで、SHOEIやARAIといった昔ながらのヘルメットを作る企業が積極的に参画して、後付けデバイスなどを中心に開発することを期待したい。

 

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