亀井集成材の評判口コミは?職場環境や外国人労働者への支援を独自取材

亀井集成材の評判口コミは?職場環境や外国人労働者への支援を独自取材

亀井集成材は、ハウスメーカーや全国の工場などに対し、住宅向けの木材を提供する会社です。

同社の強みは、ニッチな需要があるリサイクル羽柄材や住宅用柱(構造材)などを取り扱っている点で、昨今のSDGsや環境配慮の流れに乗り、こうした製品が住宅業界から評価されています。

本稿では、亀井集成材のこれまでの歴史や顧客への想い、顧客から寄せられた評判口コミ、外国人労働者から見た職場の実態について詳しく取材しました。さらに、ネット上の評判口コミを同社がどのように捉えているのか、現在の職場環境や今後の展望についても紹介します。

亀井集成材の実態とこれからがはっきりと分かる内容となっているので、同社に興味がある方はぜひご覧ください。

この記事で分かること
  • 亀井集成材の概要と取扱商品
  • 歴史ある木材店が進めてきた事業の転換
  • 顧客のニーズと満足度向上への取り組み
  • 亀井集成材が選ばれる強み
  • 顧客から寄せられた評判口コミ
  • 外国人労働者から見た職場の評判
  • ネット上の評判口コミを改善につなげる取り組み
  • 新事業を含めた今後の展望

※当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。

亀井集成材とは

亀井集成材とは

有限会社亀井集成材は、奈良県吉野郡大淀町に本社を置く木材会社です。住宅向けの木材を取り扱っており、ハウスメーカーや全国の工場などに製品を卸しています。

同社は、大手企業が大量生産する柱や梁の価格競争に巻き込まれないよう、ニッチな需要のある羽柄材(はがらざい)を主力とする戦略を選択しました。

羽柄材を主力とするメーカーとして、寸法や長さ、断面の調整など、既存規格にとらわれない柔軟な対応ができる点が特徴です。こうした対応力が、多くのハウスメーカーなどから信頼を得ることにつながっています。

かつては労働環境について問題視された時期もありましたが、当時の認識を改め、現在は残業時間の抑制や労働基準法の遵守に取り組んでいます。

編集部

こうした職場環境の改善も、現在の亀井集成材を知るうえで重要なポイントです。

取扱商品

亀井集成材の取扱商品は、住宅向けの木材です。

構造用集成材では、杉・オウシュウアカマツ・スプルースの3種類の樹種を用意しています。板を集成接着することで高い強度性能を確保しており、長さや寸法にもさまざまなバリエーションがあります。
これらは、同社のメイン商品の一つとして、多くの住宅に使用されています。

また、木造建築で構造材を支える補助部材や下地材として使われる羽柄材では、柱と柱の間に入れる間柱を、杉・オウシュウアカマツ・スプルース・ヒノキの4種類の樹種で製造しています。

そのほか、工場や建築現場から排出される端材を再び建築部材として活用するリサイクル集成材や、間柱・在来パネル工法の枠材として使用できる原板再割も取り扱っています。

亀井集成材の歴史

亀井集成材の歴史

亀井集成材は、長い歴史を持つ木材会社です。今回の取材では、創業の経緯やこれまでの事業の歩みについても詳しく伺いました。

編集部

創業当時はどのような会社だったのでしょうか。これまでの事業で苦労したことや、現在の事業につながる転機についても教えてください。

曽祖父の代から続く木材業の歩み

担当者

木材業のルーツは、現代表・亀井正智の曽祖父の代で、日露戦争後の樺太で王子製紙の工場進出に伴い、林業に携わったのが始まりです。

その後、祖父の代に日本本土へ引き揚げてきて、兄弟でボルト・ナットの加工と木材加工を始め、後に事業分離し、祖父が木材加工を専任することになりました。

高度経済成長期には、経理が苦手だった祖母を助けるために郵便局員だった父親が手伝い始め、平成元年に法人化しました。

ニッチ市場への転換と事業再建

当時、大手が大量生産する柱や梁の価格競争に巻き込まれないよう、亀井集成材はあえてニッチな羽柄材を専門とする戦略をとりました。

また、リーマンショック時に設備を一度手放した後は、取引先から中古の木工機や集成材用プレス機を安く譲り受けて再スタートしました。

ハウスメーカーとの取引に必須となる「JAS認証」を取得する際には、取得のノウハウを同業者からなかなか教えてもらえず、独学で日本合板検査会に毎日電話をして教えを乞い、認証を取得したというエピソードもあります。

亀井集成材が大切にする顧客への想い

編集部

歴史のある会社として、これまで多くの顧客のニーズに応えてこられたと思います。
現在、顧客からはどのような要望が寄せられているのでしょうか。また、そうした希望を製品やサービスにどのように反映し、顧客満足につなげているのか教えてください。

顧客の希望を叶えて満足に変える

担当者

ニーズとしては、近年の傾向としてSDGsや環境配慮(リサイクル部材のスペックイン)を推進したいハウスメーカー様からの要望があるので、プレカット工場の端材を再利用した「リサイクル羽柄材」の製造で応えています。

また、新規事業として、住宅ローン金利上昇などで新築購入を控えている層や、リノベーション済みの特徴的な住宅(無垢の木材をふんだんに使った住宅)を求める層に対して、買取再販事業を計画しています。

いずれも、顧客の希望、想いを最大限実現し、成功した際に喜ばれ、満足していただくことを目指しています。

亀井集成材の強み

亀井集成材の強み

亀井集成材は「顧客の求めるモノ・想いを形にする」という理念を掲げています。

その理念が実際に果たされているかどうかを知るために、具体的に他の木材会社よりも優れている“強み”はどのようなものがあるのか調査しました。

高い価格競争力

亀井集成材は価格面で勝負するために、取引先のプレカット工場で発生する木材の端材に注目しました。

通常なら廃棄され、そのままでは価値がゼロの端材も、羽柄材として再利用することでリーズナブルな価格で環境に優しい製品として販売することができています。この再利用プロセスでは専用の特殊設備を導入し、高品質なリサイクル羽柄材として再生しています。

編集部

他社には真似できない技術力、そして高い価格競争力は大きな強みとなっています。

安定した供給力

充実した生産設備も、亀井集成材の強みの一つです。
同社では独自の生産設備を備えており、さまざまな材料から羽柄材を生産できる能力を持っています。

一般的な羽柄材メーカーでは外部から材料を調達するケースが多いなか、亀井集成材では材料の加工から製品化までを自社内で完結できる体制を整えています。

そのため、外部の材料調達に左右されにくく、流通が不安定な状況でも安定した製品供給につなげられる点が強みです。さらに、国産材の利用促進にも積極的に取り組んでいます。

品質保証力

亀井集成材の工場は、JAS認証を取得しています。

JAS認証とは、日本農林規格(JAS)に基づき、製品の品質や生産方法などが定められた基準に適合していることを示す制度です。

亀井集成材では、木材製造業として製造する柱について、強度などの厳格な基準を満たしていることが認められています。JAS規格に基づいた品質管理を行うことで、安定した品質の製品を提供できる体制を整えています。

また、同社は国産材の利用促進にも積極的に取り組んでおり、杉を中心とした国産材についても、JASの基準に沿った品質管理を行っています。

亀井集成材の顧客から寄せられた評判口コミ

亀井集成材の顧客から寄せられた評判口コミ

亀井集成材では、品質やサステナブルな取り組みについて、顧客からさまざまな声が寄せられているそうです。

編集部

実際に顧客から直接伝えられた評判口コミについて教えてください。

リサイクル羽柄材が高評価

担当者

最近、特に評価が上がっているのが、プレカット工場の端材を再利用した「リサイクル羽柄材」です。

そのままでは捨てられてしまう端材を羽柄材として再生させる取り組みで、とあるハウスメーカー様からは「SDGsの取り組みとして、我が社でもスペックイン(標準採用)したい」とお声がけいただきました。

また、他の企業様からは「うち(自社工場)も端材を渡すから、この羽柄材を作ってほしい」とオーダーをいただき、当該企業様が求めるスペックで羽柄材を製造して納入したところ、大変喜んでいただけました。

亀井集成材で働く外国人労働者からの評判

亀井集成材で働く外国人労働者からの評判

亀井集成材では、外国人労働者が働きやすい環境をつくるために、会社としてさまざまな取り組みをされていると思います。

首をかしげる編集部
編集部

実際に、現在働いている外国人スタッフからは、職場環境や会社のサポートについてどのような評判が寄せられているのでしょうか。

資格取得を支援する制度

担当者

従業員の約9割を占める外国人労働者は、「稼ぎたい(仕送りをしたい)」という一心で来日しており、会社としてもその期待に応えなければならないと考えています。

そのため、会社負担で準中型免許やフォークリフト免許などの資格取得支援(費用支援)を行っています。資格を取得することで、将来転職する際にも有利に働く可能性があるため、外国人労働者からも大変喜ばれています。

直球で要望を伝えられる飾らない社風

外国人労働者からも要望を直球でぶつけられる環境であり、聞けることは聞き、聞けないことははっきり断るという率直なコミュニケーションが取れています。

社長自身も現場に入って作業をしているため、立ち話であれこれと言いやすい飾らない雰囲気があります。

焼肉店での歓迎会や送別会

同郷の繋がりで入社する人が多く、人の入れ替わりが激しい時期以外は、入社・退社のタイミングで八木駅近くの「焼肉一番」というお店に20人ほどで集まり、歓迎会や送別会を開いて受け入れの環境を作っています。

歓送迎会と聞くと前時代的と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と新しく入社する外国人労働者にとっては、安心して仕事を始められるよいきっかけになっています。

ネット上の評判口コミの捉え方と現在の実態

ネット上の評判口コミの捉え方と現在の実態

インターネットには亀井集成材について様々な評判口コミが見受けられますが、ネット上の評判口コミをどのように捉えているのでしょうか。

また、労働環境に関する過去の失敗を踏まえて、現在の実態はどうなっているかも教えてください。

過去の労働環境に関する指摘について

担当者

過去の労働環境については、当時は近隣の同業他社も同じような働き方だったため「なぜうちだけが」という腹立たしさがありました。

しかし、今考えると周りがそうだからうちもOKという考え方を改めるきっかけになったと考えています。

あの時に頭を打ったことでそれ以上のエスカレートを防げたため、現在では逆に良かったと前向きに捉えています。

労働環境の改善に向けた取り組み

現在は、残業時間を「毎月42時間まで」と上限を設定し、社内に宣言しました。

また、休憩時間を「全員一斉」から「ローテーション制」に変更し、現場の人数を減らしながらも機械を止めずに稼働させ、残業を減らしても生産量を維持できる仕組みに改善しました。

現在は法令を遵守し、フルスイングで納期対応できる体制となっています。

亀井集成材の今後の展望

亀井集成材の今後の展望

リサイクル羽柄材では独自の技術力と高い価格競争力を発揮し、労働環境についても過去の過ちから改善を行い、今では顧客からも外国人労働者からも高く評価される亀井集成材。

首をかしげる編集部
編集部

過去から現在という流れでは非常に上向きであると感じられますが、今後の展望については何か考えていることはありますでしょうか。

「買取再販事業」を計画

担当者

新築住宅市場の縮小と中古住宅ストックの増加を見据え、中古住宅を購入・リノベーションして販売する「買取再販事業」を計画しています。

一般的な建材を使うのではなく、自社の木材ノウハウを活かし、「玄関を開けたら丸太がバンとある」ような、無垢の木材をふんだんに使った面白い絵になるリノベーション住宅を提供することがコンセプトです。

事業開始に向けて、すでに奈良県に対して宅建業の登録申請を提出済みです。

また、最初にリノベーションを手がける物件のターゲットエリアについてもすでに決定しており、本格的な始動に向けて準備を進めています。

まとめ

以上が、亀井集成材について、顧客から寄せられた評判・口コミや現在の労働環境、今後の展望などを詳しく取材した結果です。

木材製造業として、サステナブルなリサイクル羽柄材の製造で注目を集める一方、職場環境の改善にも取り組んでおり、社内外から評価されていることが分かりました。

新事業として進めている中古住宅の購入・リノベーションについても、自社が培ってきた木材に関するノウハウを活かせる点が強みです。宅建業の登録申請も提出済みで、事業開始に向けて準備が進められています。

過去の労働環境についてネット上で情報を目にし、ネガティブな印象を持つ方もいるかもしれません。しかし、今回の取材を通じて、現在は職場環境の改善に取り組み、従業員への支援や環境に配慮した事業にも力を入れていることが分かりました。

過去の情報だけではなく、現在の取り組みにも目を向けることが、亀井集成材を知るうえで重要だといえるでしょう。

会社概要

会社名有限会社亀井集成材
代表亀井 正智
設立1989年3月
所在地〒638-0831
奈良県吉野郡大淀町大字佐名伝24-1
事業内容集成材の製造販売・木材の加工