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京西テクノスの評判!修理実績/社員から好評の評価制度とは?徹底取材!

最終更新日:2023-07-05
京西テクノスの評判!修理実績/社員から好評の評価制度とは?徹底取材!

京西テクノスは、医療機器や計測機器などの修理サービスを提供している評判高い会社です。京西テクノスではメーカー保証が切れた製品でも修理対応できるため、様々な業界から高い評価を得ています。

修理受付から修理対応、アフターサポートまでワンストップでサービスを提供し、造語ではありますがトータルマルチベンダーサービスカンパニーとしての地位を確立しています。

本稿では、京西テクノスの概要や理念、歴史、サービス、働く社員の口コミ評判、社員の評価制度など、担当者へヒアリングしたことや徹底調査した内容までを詳しく紹介していきます。
京西テクノスについて、詳しく知りたいという方にとって必読の内容となっています。

この記事でわかること
  •  京西テクノスはトータルマルチベンダーサービス企業
  • 80年に迫る京西テクノスの歴史
  • トータルマルチベンダーサービスとは
  • 京西テクノス社員の口コミ評判
  • KLES(クレス)の修理実績
  • 社員のモチベーションが高い理由
  • 次の目標はグループ売上150億円

京西テクノスについて

京西テクノスのオフィスビル

京西テクノスとは、トータルマルチベンダーサービスとして医療機器や計測機器、情報・通信機器などの修理サポートサービスを提供する会社です。

本社は東京都多摩市にあり、従業員数は440名(2023年4月1日現在)、事業所は札幌、郡山、名古屋、大阪、広島、福岡に構え、サービスステーション・サービスセンターは仙台、福島、小山、那須、長野、金沢、沖縄にあり、校正センターは千葉と東京と大阪に設置してあります。

好調な業績と強み

売上高は、2020年度決算で初めてグループ年間売上が100億円(京西テクノス単体:94.2億円)を突破し、2021年度は113億800万円(京西テクノス単体:106.7億円)、2022年度は143億円(京西テクノス単体:131億円)と売上・利益の過去最高を更新し続けている、業績好調な会社です。

京西テクノスの最も特徴的なサービスは、メーカーの保証期間が終了した機器でも修理サポート対応が可能という点です。

そして修理・サポートサービスをワンストップで提供できるという点は、修理サービスにおいて日本だけではなく、世界でも類を見ない独自性の強いサービスとして評価され、会社としての強みになっています。

臼井努社長が掲げた3つのビジョン

京西テクノスの3つのビジョン

臼井努社長は京西テクノスの3つのビジョンを掲げています。

1つ目は臼井努社長が生み出した言葉である「トータルマルチベンダーサービス」です。
これは、国内外の製品に対してワンストップでサービスを行うことを指し、医療・通信・計測・環境・エネルギーといった分野で、機器のリペアやサポート、設置、運営などのサービスを京西テクノスが全てワンストップで請け負うことを意味しています。

2つ目は「顧客ダイレクトサービス」とし、京西テクノスが持つ修理などのオリジナルテクノロジーを顧客に直接提供することを目指しています。

3つ目は「自社プロダクトの創出」で、革新的かつ独創的な製品・サービスを開発することを目標としています。

京西VALUE

新型コロナウイルスによって、ビジネススタイルと生活スタイルはわずか数ヶ月から1年ほどで大きく様変わりし、ニュースタンダードになりました。
しかし、京西テクノスの企業理念をはじめとする軸になる企業精神の部分は「変えてはならないもの」であり、ビジネスモデルやビジネスプロセスといったものは変化に追随して「変えなければならないもの」と位置づけています。

京西テクノスでは、社員数がグループで450名に近づく中、変えてはならないものを明確にするために、サービスを提供する企業としてあるべき姿を「京西Valueとして策定しました。
京西Valueは「品質・コンプライアンス」「社会貢献」「ヒューマンスキル」「プロフェッショナルスキル」の4編からなる企業倫理ハンドブックとしてまとめられ、全社員に配布し、毎日の朝礼で読み合わせをしています。

さらに、京西コンプライアンス・マニュアルも作成し、京西グループで働く者として行動規範を明確にして、周知徹底も行っています。

京西テクノスの歴史

京西テクノスのロゴ

京西テクノスは会社としてどのような歴史があるのかをお伺いしました。

創業から京西テクノス誕生まで

創業は昭和21年(1946年)のことで、現社長、臼井努さんの祖父が横河電機から独立して京西電機研究所を創立しました。その後、臼井努さんも横河電機に入社し、経営企画室や業務改革本部などで働いた後に退職し、平成10年(1998年)に京西電機に入社します。

臼井努さんは、下請けビジネスとしての当時の京西電機には限界を感じ、機器を製造するだけの会社から、サービスビジネスを提供する会社への転換を目指します。そして機器修理というサービスに商機を見い出し、平成13年(2001年)に社内で有期限のプロジェクトを発足します。

プロジェクトは、医療計測機器の修理やネットワーク機器のサポート業務といった事業に成功し、満を持して平成14年(2002年)に第二の創業と位置づけられる京西テクノス株式会社が誕生しました。

京西テクノスの事業

京西テクノスの事業

京西テクノスになってからの事業は決して順風満帆というわけではありませんでした。
大口だった医療機器メーカーからは受注を失いそうになったこともありました。しかし、この時は他社との競合の末に日本での修理業務の委託を受けるという結果に結びつけることができました。

また、また、大きな転換点として、日本航空の古い計測器の修理依頼がありました。これをきっかけにメーカーサポートの終了した機器の修理サービスを会社の主力事業にすることが決まったのです。

京西テクノスは、どのメーカーの製品でも対応するトータルマルチベンダーサービスの会社として評価を受け、平成18年(2006年)には「メーカーサポートの終了した電子計測器のトータルマルチベンダーサービス」が経済産業省「新連携事業」に認定され、信頼度が大きく向上します。

その後は修理サービスが軌道に乗り、平成20年(2008年)に本社移転、平成22年(2010年)にサービス産業生産性協議会の「ハイ・サービス日本300選」を受賞、平成29年(2017年)には日本経済団体連合会(経団連)入会など、会社のステイタスは輝かしいものになりました。

また、その間と現在に至るまでは関連会社の設立をはじめ、サービスセンターや校正センターを拡充し、トータルマルチベンダーサービスカンパニーとしての地位を確立しています。

京西テクノスのトータルマルチベンダーサービス

京西テクノスのトータルマルチベンダーサービス
京西テクノスの公式HPより

京西テクノスが唯一無二のサービスだと自負するトータルマルチベンダーサービスはどのようなサービスなのかを紹介します。

独自のサービス体制を確立

京西テクノスのトータルマルチベンダーサービスは、独自のサービス体制によって成り立っています。

故障などのトラブルが発生した場合、最初に受け付けるのが「サポートセンター」で、リモート監視やテクニカルサポートなど365日24時間対応となっています。
そして、日本全国にある拠点からエンジニアが駆けつけトラブルの解消を行う「フィールドサービス」、さまざまな業界の故障機器の解析・修理を行う「リペアサービス」、必要なパーツや代替機をタイムリーに供給する「機器・パーツ管理センターが実務を担います。

世界初のトータルマルチベンダーサービスカンパニーを目指す

京西テクノスが自社のサービスを“世界初”と強調しているのは、明確な根拠があります。

修理サービス業界において、受付から修理対応までのシューティングをワンストップで総合的に対応できるのは現時点では京西テクノスのグループだけと言っても過言ではありません。

このサービスは各社メーカーとのタイアップ契約により実現しているもので、京西テクノスはグループ各社との連携やメーカーとのつながりを強固にすることで、トータルマルチベンダーサービスの業務を遂行しているのです。

京西テクノスで働く社員の口コミ評判

京西テクノスの評判

京西テクノスで働く社員は自社に対してどのような評価をしているのか、口コミ評判を調べました。

コミュニケーションが取れている会社

【評判口コミ】
機器の解析や修理などを行うフィールドサービスエンジニアとして働いています。お客様が利用している医療機器・産業機器のメンテナンスが仕事のメインであることもあり、社外で働くことが多くなります。
しかし、会社に戻れば常に気持ち良い挨拶とコミュニケーションが溢れていて、社員同士の意思の疎通がしやすい会社だと思います。

社風として社員思いの会社なのが京西テクノスです。
働く場所は、修理を依頼する会社が全国にあることから幅広いエリアになりますが、社員を大切にするという会社のポリシーはどの事業所にも浸透しています。
全社員が集まる全体ミーティングは創業以来継続されていて、社員全員が同じベクトルで進めるように配慮されています。

評価に透明性がある

【評判口コミ】
仕事の評価については、目標管理制度で年齢・年次に関係なくフラットに評価してもらえるので、前向きに仕事に取り組めています。頑張って上を目指したい人にはうってつけの会社ですね。

京西テクノスは経営の透明性が高い会社です。売上や利益、平均年収、賞与の平均支給額などが全社員に開示されています。
また、社員の評価に関しては明確な評価・査定基準が設けられ、目標の達成具合が確認され、複数のメンバー・階層で査定することで、給与面では公平性が保たれています。

成長を感じられる

【評判口コミ】
学生時代に学んだ機械工学を活かしたいと入社しました。職場では、機械工学の分野だけではなく電気関連の知識も必要になったので、学んで実践して、を繰り返しながら自身の成長を感じています。

機器のメンテナンス・修理という業務では日々の細かいチェックで知識が求められます。また、修理対応は即応性が求められるので、誰でも学んで成長することが必要になり、スペシャリストとして成長することができます。

京西テクノスで働く社員の口コミ評判まとめ

京西テクノスで働く社員は、社員同士やお客様とのコミュニケーション性の高さに満足していることがわかりました。また、働いて成果をだせば給与面にしっかりと反映される評価制度も高評価です。

社員が会社の思いに賛同し、会社もまた社員のことを思っている、ベクトルが一致している会社になっているので、全社一致でトータルマルチベンダー企業として進んでいるという印象です。

京西テクノスの評判高い修理実績

KLES(クレス)
京西テクノスの公式サイトより

京西テクノスの評判高い修理実績の中でも、電子機器の修理・延命システムサービスのKLES(クレス)を紹介します。

メーカーの修理サポートが終了した機器の修理・延命サービス

産業界では、長く機器を使い続けることでメーカーの修理サポートが終了してしまった製品が現役ということが多くの企業で見られます。
そういった電子機器の修理・延命システムとして機能しているのが、京西テクノスのKLES(Kyosai Life Extension Service)です。

実績としては、修理サポートでは累計25,000台以上の機器に対し、99%以上の高い完遂率を誇ります。サポートも予防保全と再設計で電子機器の延命を強力にサポートし、90日保証や出張修理対応といったサービスも好評です。

社員のモチベーション向上の為の取り組み

社員のモチベーション向上の為の取り組み

京西テクノスは、会社と社員の信頼関係を重視しています。

修理サービス会社へと会社の業態を転換する際に企業理念などを策定し、長期経営構想は社内・社外に向けて開示しています。
会社の姿勢を明確にし、有言実行することで信頼関係を構築し、会社と社員が同じ方向を見て成長していき、高いモチベーションを保てるようにしています。

3ヶ月に1回全社員で行う全体ミーティング

創業以来実施されている全社員での全体ミーティング(年4回)があります。この全体ミーティングの目的は、会社の動きや顧客動向などを全体で把握し、経営に透明性をもたせることです。
発表される内容は、各部門の毎月の売上、利益、赤字といった詳細な数字で、自社の状態を全社員が把握することができます。

また、階層別の平均年収や平均月収、賞与の平均支給額も開示されるので、社員は自分がいまどのポジションにいるのかがはっきりとわかり、ポジションや給与面など、上を目指す大きなモチベーションになっています。

公平な評価制度

社員の評価・査定には公平な制度が導入されています。
評価・査定基準は明確になっており、年度始めに社員が自身で記入した目標の達成度合いが評価され、さらに査定は複数メンバーや複数階層から行うことで高い公平性が保たれています。

経営や評価の透明性を高く保つことで、社員のモチベーションを向上させることが京西テクノスの方針です。

今後の展望

今後の展望

京西テクノスは、現社長の臼井努さんの祖父が創業した会社です。創業当時の、独自の技術を持ってクライアントとも対等な立場で接することができる会社というスタイルを維持し、後を継いだ臼井努社長の想いが新たに注入されています。

臼井努社長は、令和6年度に従業員500人体制と年商100億円を達成することを目指し、コロナ禍にも関わらず令和2年度にその目標を達成することができました。

今後の目標としては、未達だった利益率10%の達成のために、インフラ整備やマネジメント体制強化、個々の技術力向上によって量より質を追求するとしています。
そして次の目標としては、令和12年度にグループ売上150億円と利益率12%を掲げて、尽力していくとしています。

京西テクノスの公式HP

まとめ

以上が、修理サービスを提供する京西テクノスについて、ヒアリングを行い、徹底調査した結果です。

修理の受付から修理対応、サポート、保守などがワンストップで対応できるトータルマルチベンダーという唯一無二のサービスを提供し、高い評判で急成長している会社だということがわかりました。

会社として明確な意志と目標を掲げ、さらに透明性をもって社員と共有することでモチベーションが高い会社でもあります。

全社一丸となっているからこそ、経営目標の前倒しの達成という好環境が生まれていて、新たな目標の年商150億円も目の前という状態です。
トップから一社員までが同じ方向を見て進んでいる会社のため、これからの成長もかなり有望であると言えるでしょう。

会社概要

商号京西テクノス株式会社
本社所在地〒206-0041
東京都多摩市愛宕4-25-2
グループ創業1946年(昭和21年)6月
設立2002年(平成14年)2月
資本金8,000万円
事業内容計測器/医療機器/通信機器/電子機器 設計・製造・修理・校正・ネットワーク設計・ 構築・運用管理・システム運用管理
従業員数440名(2023年4月1日時点)
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