
兵庫錦秀会は関西地方で様々な医療貢献を行ってきている医療法人です。
兵庫錦秀会は兵庫県で「神出病院」を運営しているのですが、今回はその「神出病院」と「兵庫錦秀会」の関係性や施設紹介、地域から評価され続けている理由や歴史などについてご紹介したいと思います。
また、神出病院の立地環境や送迎バス(バス乗りば・時刻表)などのアクセス情報も記載していますので、是非参考にして頂ければと思います。
兵庫錦秀会とは?神出病院との関係性
兵庫錦秀会は、2020年現在『神出病院』『たちばな苑』『西神看護専門学校』と3施設の運営を行っています。
医療法人財団兵庫錦秀会が運営する2施設の簡単なご紹介は、下記にてご確認ください。
介護法人保健施設 たちばな苑
神戸市西区に所在しているたちばな苑は田園地帯にあるゆったりと過ごせる介護老人保健施設となっています。
医学管理のもとに介護・看護・必要であればリハビリ等、その方に沿ったニーズでサービスを提供しています。
西神看護専門学校
医療法人財団兵庫錦秀会 西神看護専門学校は、名前の通り保健師助産師看護師の看護養成所です。
平成4年4月に開校され、学校卒業後は錦秀会・兵庫錦秀会の病院・施設へと優先的に就職することが可能なのだそうです。
神出病院の歴史・概要
神出病院は、現在の「やさしく生命をまもる」という理念にもあるように地域社会に貢献できる病院をめざして日々活動されています。この理念は兵庫錦秀会全体の理念でもあるようです。
地域の精神科医療に貢献するため1963年(昭和63年)1月に70床にて開院。
その後、1969年には204床、1981年には265床と増床し、1983年に医療法人財団幸生会に改組されています。
さらに1987年には病棟の増改築とともに465床まで増床し、法人名称を医療法人財団兵庫錦秀会への改称、2005年に新病棟増築を行うなど患者さんたちがより良い環境で過ごせるように日々進化されている病院です。
神出病院の概要についてもまとめてみましたので、下記をご覧ください。
神出病院の概要
所在地 :〒651-2301 兵庫県神戸市西区神出町勝成78-53
連絡先 :TEL 078-965-1151/FAX 078-965-1287
設立 :1963年(昭和38年)1月
理事長 :籔本 雅巳
診療科目 :精神科、神経科、心療内科、内科
病床数 :465床
神出病院の診療科目・診療時間
神出病院では、精神科を中心に神経科、内科、心療内科、歯科の診療を行っています。
統合失調症や躁うつ病などの気分障害から認知症、脳血管障害から歯科治療まで対応しています。計2棟の病棟でそれぞれの症状にあった適切な治療を提供されているそうです。
病床数は465床を確保していて、多くの患者さんを受け入れることが可能なため、安心して受診や入院相談ができます。
その他、入院や外来診療などついての医療相談も無料で行うことができるのでちょっとした心配事なども気軽に相談できそうです。
なお、外来の診療時間等については下記のとおりとなっています。
外来の診療時間
- 診療日 :月曜日~土曜日
- 診療時間 :午前9時~12時、午後13時~17時
- 休診日 :日曜、祝日、夏季(8月14日、15日)、年末年始(12月30日、31日、1月1日、2日、3日)
※その他休診などの情報になど詳しくは神出病院公式HPをご確認ください。
神出病院が目指す医療とは
兵庫錦秀会 神出病院が日々目指している医療環境とはどのようなものなのか調査してみました。
神出病院では地域の精神科医療に貢献するために、様々な疾患を抱えた患者さんに対応できるように日々努めています。
統合失調症などの気分障害などの精神疾患を抱えている患者さんはもちろんのこと、年々増加の一途をたどる認知症や認知症に関連した疾患を抱えた患者さんの治療にも注力しているそうです。
その他にも身体合併症などに対しても内科合併症治療の病棟の設置や医療機器と医師の充実を図り対応にあたっていて、精神科や内科に限らず他の科の専門医とも連携をとりながら患者さんのご希望に幅広く対応しています。
また、治療を受ける患者さんの不安や悩みなどにも寄り添い、兵庫錦秀会の「やさしく生命をまもる」という理念に沿った病院づくりを日々目指して活動されているようですね。
受診が多い科目・神出病院の想いは?
常に患者さんの気持ちに寄り添ってきた神出病院。
様々な診療科目がありますが、実際はどのような患者さんが受診されているのでしょうか。
受診患者の多い診療科目
神出病院は専門の病棟があることから、【精神科】・【神経科】・【心療内科】の患者さんが多く利用しています。
また、神出病院の特徴の1つが入院期間に期限を設けていないことです。
急いで退院させられることもないので、患者さん自身もそれを見守るご家族も安心して治療に専念していただけますね。
神出病院では最近、精神疾患を抱えた患者さんはもちろんですが、認知症やそれに関連した症状がある患者さんからのご相談が非常に多くなっているそうです。
特に、BPSD症状(周辺症状)についての相談が多く長期に渡って療養されている方が増えている印象という情報も見受けられました。
神出病院では、徘徊や暴力などがあり自宅で面倒を見ることが困難である患者さんの相談や入院などにも対応しているそうなので、気になる方はまず無料相談をしてみてはいかがでしょうか。
患者の満足度を上げるために努力していること
神出病院が日々、患者さんのために施設環境の整備など様々な努力をされているということは前頭のお話からも伝わっていると思うのですが、他にもまだまだ多くの努力を行っているようです。
まず、兵庫錦秀会 神出病院は入院治療だけではなく、退院後の生活に関しての支援も行っています。
患者さんの病状や、社会生活環境、家族関係など様々な意向を確認しながら支援を行っていて、近隣の医療機関とも連携し神出病院以外での治療が必要な場合も迅速な対応が可能です。
また、通院に関しても日中は神出病院から最寄りのバス停、または鉄道各社の駅まで送迎を行っており、利便性の向上にも努めているようです。
神出病院の送迎バスの詳細は下記をご覧ください。
《神出病院送迎バス 時刻表》
※2020年11月現在
※詳細は病院事務局(TEL:078-965-1151)へお問い合わせください
JR明石駅発 | 地下鉄西神中央発 | 緑ヶ丘発 | 病院発 | |
1 | 08:05 | 08:10 (※土日のみ) | 08:30 | 07:10 |
2 | 10:40 | 08:20 (※平日のみ) | 08:40 (※志染経由) | 09:45 |
3 | 15:30 | 14:30 | ||
4 | 17:20 (※土日祝17:30) | |||
5 | 18:30 (※土日祝は運休) |
《送迎バス発着処》
【JR明石駅】
明石駅は現在再開発事業工事のため、送迎バス乗り場については病院にお問い合わせください。(2020年11月現在)
【地下鉄西神中央発乗り場】
神出病院の立地環境
また、神出病院の立地は神戸市の郊外(神戸市西区神出町)に位置しており、静かで自然の豊かさを感じられる環境となっています。
兵庫錦秀会の理念に沿ったやさしい立地に病院を造られたのだなと感じますね。
ちなみ余談ではありますが、神出町にある雌岡山から眺める田園風景は「神戸らしい展望景観10選」にも選出されているほど素敵な景色が見られるようです。
神出病院では病棟に関しても2005年に改装を行い広くきれいな病棟となり、より一層治療に専念できる素敵な環境を整えています。
まとめ
以上、医療法人財団兵庫錦秀会 神出病院のご紹介でした。
調査して感じたことは、神出病院の患者に対する想いの強さでした。
近年、長期入院を受け入れる病院はあまり多くないと聞きますが、神出病院は入院期間を設けることがないため焦らず安心して治療に専念できるといった点は、患者さんやご家族にとっても心の荷が軽くなる対応だと感じます。
すべては兵庫錦秀会の理念である「やさしく生命(いのち)をまもる」という気持ちを大事にされているからなのではないでしょうか。
今後も、患者さんの気持ちを大切に想う神出病院の医療貢献を応援し続けたいと思います。