藤山雄一郎さんは、自動販売機関連事業やコインランドリー関連事業、ネイルの販売事業などを手掛ける評判の会社、ナショナル・ベンディング株式会社の代表取締役社長を務める人物です。
ナショナル・ベンディングの従業員数は約350名で、売上高は約80億円(2020年12月時点)という大きな会社です。
その大きな会社のトップを務める藤山雄一郎さんはどのような人なのでしょうか。
本稿では、藤山雄一郎さんの経歴やプロフィール、学歴、人物像などを詳しく調べて紹介していきます。
また、ナショナル・ベンディングの事業内容についても調査しているので、藤山雄一郎さんとナショナル・ベンディングについて詳しく知りたい方はどうぞご覧ください。
- 藤山雄一郎のプロフィール
- アメリカに留学した学歴とその後の経歴
- 代表挨拶から分かる人物像
- ナショナル・ベンディングのSDGsの取り組み
- ナショナル・ベンディングの3つの主要事業
- 評判の自販機オペレーター業について
興味のある内容から読む!
藤山雄一郎(ナショナル・ベンディング代表)とは
藤山雄一郎さんは、ナショナル・ベンディング株式会社の代表取締役社長です。
ナショナル・ベンディングは1963年(昭和38年)創業の歴史ある会社で、事業は自動販売機関連事業やコインランドリー関連事業、ネイルの販売事業などを手掛けています。
従業員約350名を率いる藤山雄一郎さんは、会社を単なる自動販売機設置会社とはせず、自動販売機を設置する企業にとって、重要な福利厚生の一翼を担う存在であると考えています。
また、ナショナル・ベンディングでは、メイン事業の自販機事業だけではなく、コインランドリー関連事業やネイルの販売事業にも手を広げていて、広い経営視野を持った人物であることが分かります。
なお、父方の親族にはかつて外務大臣を務めた藤山愛一郎さんがいます。
雄一郎さんの名前は、一族のなかでも特に秀でた愛一郎さんから名前の一部をいただいたものかもしれません。
プロフィール
- 名前:藤山雄一郎(ふじやま ゆういちろう)
- 出身地:東京都
- 最終学歴:ポスト大学(Post University、コネチカット州)経営管理学部卒業
- 所属:ナショナル・ベンディング株式会社 代表取締役社長
藤山雄一郎の学歴・経歴
藤山雄一郎さんの学歴と経歴について調べました。
最終学歴はアメリカのポスト大学卒
藤山雄一郎さんの中学や高校の情報は、調べた限りでは見つかりませんでした。
はっきりしているのは、最終学歴はアメリカのポスト大学の経営管理学部卒業ということです。
ポスト大学は、1890年に設立された長い歴史を持つ大学で、ニューヨークの北東にあるコネチカット州のウォーターベリーにキャンパスを構える4年制私立大学です。
ポスト大学に留学するために求められる英検レベルは準1級とされています。
英検準1級は一般的には偏差値で65程度とされていて、藤山雄一郎さんの英語力は、GMARCH(学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政大学)から早稲田・慶応大学レベルであると見られます。
また、ポスト大学では、自分の専攻分野の学習に加えて独自のリーダーシップ・コースがあり、経営学やリーダーシップ学を学ぶことができます。
藤山雄一郎さんが在学中にどのような講座を取っていたのかは不明ですが、ポスト大学で学んだことを活かして、ナショナル・ベンディングの社長として活躍しているのかもしれません。
大学卒業後の経歴
大学卒業後にどの会社で働いたのかはわかりませんでした。
卒業後、いきなりナショナル・ベンディングのトップに就任するのは考えられないので、同社や他のベンディングサービス(自販機運営関連サービス)の会社で社員として働いたか、もしくは全く関係ない業種で経験を積んだのでしょう。
ただ、確実なのは経営者を目指すような人でないと、自然と従業員が350名もいるような会社の社長になることはできません。
藤山雄一郎さんは、いずれトップになって経営の舵取りをすることをイメージしながら仕事をしてきたのだと思われます。
代表挨拶から見る藤山雄一郎の人物像
藤山雄一郎さんのSNSアカウントを見つけることはできず、経営者インタビューなどにも登場していないので人物像を把握することが難しい方です。
ただ、ナショナル・ベンディングのホームページでは代表挨拶を自分の言葉で記し、関連事業のコスメティック事業部立ち上げの際にもその思いを言葉にしているので、そこから人物像を読み取っていきたいと思います。
グローバルな視点を持つ
経営理念を語る時に、「地球規模の環境保全も考えたビジネスを展開する」としています。
また、持続可能な世界を実現するための目標SDGsについては、自販機事業者としてペットボトルや缶の資源循環フローを確立しています。
このことから、グローバルな視点で物事を考えられる人物だと分かります。
高品質と安全性を求める
藤山雄一郎さんがナショナル・ベンディングにおいて重要視しているのが、高品質なサービスと徹底した衛生管理、そして技術を磨く社員教育の充実としています。
単に自動販売機の補充をするだけではなく、「企業にとって重要な福利厚生の一翼を担う」ことを意識して事業を行っているので、顧客にとっては信頼できる会社、そして経営者として映っていることでしょう。
実際に、ユーザーからは技術力とサービスの充実に対して高評価を受けています。
バランス感覚にすぐれる経営者
代表挨拶では「堅実な経営」をしていくとしています。
しかし、ナショナル・ベンディングは自動販売機事業だけではなく、コインランドリー事業やネイルの販売事業といった他業種にも参入しています。
創業事業・メイン事業を大切にすることはもちろんですが、会社にとって必要なことならしっかりと資金を注ぎ込んで事業として育てていくという、経営者としてのバランス感覚を持っています。
母親思いの人物
前述のネイルの販売事業(コスメティック事業部)を立ち上げたのは、藤山雄一郎さんのお母さんの闘病がきっかけでした。
がんになる前のお母さんは、どんな時もお化粧やマニキュアをして綺麗に装う方でした。
しかし、治療過程の薬の副作用で指先の爪が黒くなってしまい、それなのに指先で酸素を測定する必要があることと、当時のマニキュアは成分が強かったことから、闘病中に爪をキレイにするのは難しかったのです。
藤山雄一郎さんは、「病床で黒くなった指先を見ている母の指先が目に焼きついた」と語っています。
その藤山雄一郎さんが、環境や自爪にやさしいネイルを手掛けているフランス・パリのネイルブランド「nailmatic(ネイルマティック)」と出会い、かつての悔しさを晴らす機会にめぐり逢いました。
「nailmatic」は、従来の石油系溶剤で使用していた発がん性物質を一切使用せず、植物由来の成分のため、健康な女性はもちろん、妊婦さんやがん患者の方も使えるネイルとなっています。
母にしてあげられなかったことを、今を生きている誰かのためにしてあげたいと、ナショナル・ベンディングでコスメティック事業部を立ち上げ、ネイルの販売事業を始めることを決めたのです。
藤山雄一郎が代表を務めるナショナル・ベンディングとは
藤山雄一郎さんが代表を務めるナショナル・ベンディングでは、「地球規模の環境保全も考えたビジネスを展開する」と宣言しています。
実際にどのような活動を行っているのか、事業活動を通じたSDGsへの取り組みを調査しました。
事業活動を通じたSDGsへの取り組み
ナショナル・ベンディングのメイン事業は自動販売機事業です。その自動販売機事業で、持続可能な世界を実現するためのSDGsへの取り組みを行うことを決めたのは藤山雄一郎さんです。
自動販売機にはかかせないペットボトルと缶について、資源循環フローを確立しました。
その流れは、自動販売機で売れたペットボトルと缶の空き容器を、ナショナル・ベンディングが回収します。その後、外部委託の業者によってペットボトルと缶はリサイクルされ、再原料化されます。
そして再び使えるスチールやアルミ、プラスチックとなり、飲料メーカーに使ってもらうことで資源循環が完成します。
これにより、SDGsの中でも「12 つくる責任つかう責任」「14 海の豊かさを守ろう」という目標をナショナル・ベンディングは達成することができます。
ナショナル・ベンディングの事業紹介
ナショナル・ベンディングの事業について、メイン事業の自販機オペレーター業、そしてコインランドリー関連事業、ネイルの販売事業を紹介します。
自販機オペレーター業
ナショナル・ベンディングは、飲料メーカーのグループ企業ではなく、独立したオペレーターとして培ってきた経験や実績があります。
基本的なサービスとしては、ルートセールスマンが商品の補充や空き容器の回収、故障対応、定期訪問、新商品紹介などを行います。さらに営業部は定期訪問や自販機を利用した新サービスの提案などを行い、技術サービスマンは修理や設置・交換等の作業を行います。
独立系のナショナル・ベンディングならではの強みとしては、独自性のある幅広い商品ラインナップの提供(メーカーの売れ筋商品からご当地商品まで)が可能です。
また、「We Proudly Serve Starbucks® コーヒープログラム」も開始しました。
高品質なカフェラテやカプチーノ、エスプレッソを飲むことができ、会社から出ることなく気軽にスターバックスのコーヒー体験ができるので、社員食堂や休憩室に導入すれば、スタッフのリフレッシュに役立つでしょう。
コインランドリー関連事業
コインランドリー関連事業では、コインランドリー経営をサポートするサービスを提供しています。
まずは立地条件や店舗条件をじっくりとヒアリングして、顧客の希望に応じて購入(新店舗開設)かレンタル(施設設置)のどちらが適しているかを判断します。
購入(新店舗開設)の場合は、ナショナル・ベンディングがランドリー機材を販売し、オーナーが運営(売上金の回収や洗剤補充等はオーナー負担)するという形です。
レンタル(施設設置)は、主に病院やホテル、学校、ワンルームマンションといった施設へのサービス提供になります。
ナショナル・ベンディングの機材を設置して、売上金回収や洗剤補充、メンテナンスを請け負い、回収した売上金からオーナーには手数料が支払われます。
ネイルの販売事業
ネイルの販売事業について、参入のきっかけは、前述したように代表の藤山雄一郎さんの母親への思いからでした。
取り扱っているフランスの「nailmatic(ネイルマティック)」は、大人の女性向けマニキュアを販売するブランドで、ナショナル・ベンディングはネイルマティック社の正規販売代理店として契約を結んでいます。
「nailmatic」のネイルは、百貨店・コスメ専門店・アパレル・ライフスタイルショップなどの実店舗、そしてネットショップで購入することができます。また、ナショナル・ベンディングでは、自販機事業を活かし、自社の自動販売機でマニキュアの販売も実施しています。
また、ファッションブランド(JCREW)、美術館(MOMA)、ホテル(W Hotels)等とのコラボレーションアイテムも販売されました。
自動販売機のトータルサポートが評判
ナショナル・ベンディングのメイン事業である自動販売機事業では、自動販売機のトータルサポートが評判になっているので、その内容を紹介します。
飲料・食品関係を一社で販売
ナショナル・ベンディングでは、紙コップ式自動販売機、缶・ペットボトル式自動販売機 (各種飲料メーカー機及びメーカーミックス機)、牛乳パック式自動販売機、ヌードル等の食品自動販売機といった自動販売機を取り扱っています。
自動販売機を置きたい企業側にとっては、飲料・食品関係をナショナル・ベンディングの一社に依頼することができるので、効率的です。
多種多様な商品ラインナップを提供
ナショナル・ベンディングの商品ラインナップはバラエティ豊かに揃っています。
一例としては、Ncafe専用レシピを採用した紙カップ式自販機「NVCオリジナルプレミヤコーヒー『Ncafe』」、ミル挽きのコーヒー原料にこだわった「NVC 紙カップ式自販機」、無添加の手握りおむすび・惣菜パン・お菓子・清涼菓子・日用品なども販売するコンビニタイプの「NVC 美味しい自販機」などがあります。
また、企画商品として、知的障がい者、発達障がい者が描くアート作品をプロのデザイナーが飲料自販機のラッピングデザインとしてアレンジした「寄付型(チャリティー)ラッピング自販機」もあります。
充実のメンテナンス対応
ナショナル・ベンディングではルートセールスマンが毎日循環しています。
ルートセールスマンは商品の補充や自販機のメンテナンスを実施して、故障が発生した場合はその場で迅速な対応を行い、作業が専門的になる場合は技術サービスマンが駆けつけ、修理や設置・交換等の作業を行います。
まとめ
以上が、ナショナル・ベンディングの代表取締役社長、藤山雄一郎さんについて調べた結果です。
SNSでは表立って活動せず、メディアにも登場していないことからプロフィールや経歴の詳しい情報は紹介することができませんでした。
しかし、代表挨拶からわかる人物像は、環境やSDGsを守る世界的な視野を持ち、家族のことを思う優しさがあり、経営者としての手腕に優れることが分かりました。
ナショナル・ベンディングの事業も、自販機にオリジナリティを持たせて、サービスやサポートで高い評価を得ています。
また、コインランドリー関連事業やネイル事業も展開していて、複数の事業で経営を成り立たせています。
これまでのナショナル・ベンディングでのトップとしての仕事ぶりから、かなりバランス感覚に優れた経営者であることは間違いなく、今後もナショナル・ベンディングを成長させるべく、社長としての活躍が期待される人物です。
会社概要
会社名 | ナショナル・ベンディング株式会社 |
従業員数 | 350人 |
所在地 | 〒141-0021 東京都品川区上大崎1-15-22 |
事業内容 | 自販機オペレーター業 コインランドリー事業の経営 コインランドリー事業開業サポート |