大商金山牧場は、食肉の生産から加工・販売までを自社一貫体制で手掛けている、山形県にある総合食肉会社です。
「食肉」を扱うプロの供給者として真の安全・安心を提供するために、万全の衛生管理で消費者に届けてくれると評判です。また、大商金山牧場が手掛ける「米の娘ぶた」は食肉産業展銘柄ポーク好感度コンテストグランドチャンピオン大会にて最高賞を受賞し注目を浴びています。
本稿では、大商金山牧場の掲げる理念や方針、事業内容、安全性への取り組みなどを解説していきます。さらに、「米の娘ぶた」の特徴やオンラインショップで評判の商品についても調査しました。
働く社員の口コミ評判も紹介するので、大商金山牧場について詳しく知りたい人はぜひご覧下さい。
- 大商金山牧場の理念・事業内容
- 大商金山牧場の社員の口コミ
- 大商金山牧場のブランド豚「米の娘ぶた」の特徴
- オンラインショップで販売中の商品
- 品質や安全性への取り組み内容
- ふるさと納税で評判の商品
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大商金山牧場とは
大商金山牧場は、山形県に本社を構える総合食肉会社です。昭和54年に「株式会社 肉の大商」として設立して以来、食への安心・安全を最優先に考え、消費者のあらゆる要望に沿った製品を提供し続けています。
大商金山牧場の特徴は、食肉の生産から加工・販売までを自社一貫体制で行っていることです。また、ISO22000を認証取得したカット工場と、全国初導入の実績を持つ豚肉トレーサビリティシステムを駆使し、食肉の安全供給に全力を注いでいます。
自社ブランドの「米の娘ぶた」をはじめ、味に定評のある庄内産の豚から一般豚に至るまでを手掛けている、消費者にも評判の会社です。
理念・方針
大商金山牧場は「元気のみなもとをつくる」ことを使命とし、以下の3つを企業理念に掲げています。
- おいしい「食」を通じて人々の幸福と健康に貢献する
- 一貫生産体制と循環型農業の実践を通して元気な社会づくりに貢献する
- 元気のみなもとづくりを通じて物心共に豊かになる
そのために、「米の娘ぶた」を全国ブランドにすること、消費者に真の安心と安全を提供すること、地域の発展に貢献すること、労働環境の改善を継続的に行うこと目指して業務に取り組んでいます。
事業内容
大商金山牧場では、以下のように8つの事業部に分かれています。
- カット事業部:と畜、枝肉の搬入、カット、部分肉の製品出荷
- 産地パック事業部:低温管理下で原料のスライス、トレーへ盛り付け
- 加工:スライスや味付け、真空パックの工程を経て製品化
- 量販:量販店向けのアウトパック
- 業務:「米の娘ぶた」をはじめとしたメニューの提案
- 特販:東日本で生産された野菜、米、卵などの頒布会を実施
- 米の娘ファーム:米の娘ぶたの飼育
- もがみ牧場:肉牛の飼養
このように、各事業部に分かれて食肉の生産から加工・販売までを一貫体制で行っています。
また、米の娘ぶたを中心としたメニューの提案を行ったり、東日本の野菜やお米などを全国に発信したりするなど、幅広く事業展開をしていることが分かるでしょう。
大商金山牧場の評判口コミ
大商金山牧場の社員は会社や仕事をどのように感じているのでしょうか。
ここでは実際に働く社員の評判口コミを紹介していきます。
お客様の生活を支えていると日々やりがいを感じられる
普段の買い物でお客様が商品を買っている姿を見たときは嬉しく思います。お客様の生活を支えられているのだと、日々やりがいを感じられる仕事です。
日常の中で、消費者の反応を直接見られることがモチベーションアップにつながっているようです。大商金山牧場の社員が、おいしい食を届けたいという強い思いで働いていることが分かります。
風通しが良く働きやすい環境
社内は何でも話しやすい雰囲気です。分からないことがあれば、優しく丁寧に教えてもらえるため気軽に質問できます。部署内はもちろん、他部署でも人間関係に隔たりがなく、働きやすい職場です。
安心で安全な商品を届けるためには、部署を超えてのやり取りが必要です。風通しが良く、何でも話せる社風である大商金山牧場だからこそ、社員一丸となって元気のみなもとを届けてくれるのでしょう。
より良い製品のために試行錯誤できる社風
営業や配達の業務の中で得た情報をお互いに交換するなど、全員がコミュニケーションを大事にしています。「お客さまにとってより良い製品をお届けするにはどうすればいいか」を常に考え、日々試行錯誤して取り組んでいます。
大商金山牧場は、社員同士が協力し合える環境であることが分かります。同じ志を持ち、向上心を持って働いているからこそ、私たちに美味しい商品を届けてくれるのでしょう。
大商金山牧場の評判口コミまとめ
大商金山牧場の社員の評判口コミから、社員一丸となって働ける、風通しの良い社風であることが分かります。また、「消費者に元気のみなもとを届ける」という強い思いも感じられます。
社員一人ひとりが高い志を持って働いている大商金山牧場だからこそ、消費者からも安心・安全で美味しい商品であると評判が高いのでしょう。
大商金山牧場が運営する米の娘ファーム
大商金山牧場が運営する米の娘ファームは、「米の娘ぶた」の誕生の地として知られています。
山形県の北東部に位置する金山町にあり、自然豊かな土地と良質な水に恵まれているのが特徴です。6ヘクタールもの広大な敷地に7棟の豚舎がある米の娘ファームで、スタッフ達は米の娘ぶたの体の健康や心の健康に気を配って育てています。
また、豚の健康を守るために、厳しいルールを設けて衛生管理を徹底しています。例えば、牧場内に入るときには、身につけていた衣服を全て脱ぎ、全身をシャワーで洗ってから牧場専用の作業着を着なければいけません。
また、豚にストレスを感じさせないために豚舎の温度や湿度、飼育グループの作り方、清掃の仕方など細かい点まで気を使っています。
このように、米の娘ファームではスタッフが愛情を持って丁寧に豚を育てていることが分かるでしょう。
ブランド豚「米の娘ぶた」の特徴
ブランド豚「米の娘ぶた」は国産飼料用米とホエーを食べて成長します。そのため、栄養たっぷりのお肉で、肉質がやわらかく、脂身があっさりと甘いのが特徴です。
豚は、環境の変化や体調不良などによるストレスが肉質にも影響するため非常に繊細です。スタッフが一頭一頭丁寧に愛情をたっぷりと注ぎ、健康に育てていることが美味しさの秘訣と言えるでしょう。
また、第38回食肉産業展銘柄ポーク好感度コンテストでは、グランドチャンピオン・農林水産省生産局長賞を受賞したことでも注目を浴びました。全世代から好まれ、山形県だけでなく日本全国からも注文されている商品です。
オンラインショップの人気商品
大商金山牧場の「米の娘ぶた」は、精肉を使用したステーキやしゃぶしゃぶなども人気ですが、様々な加工品も評判となっています。
そこで、ここではオンラインショップで人気の5つの商品を紹介していきます。
米の娘餃子
米の娘餃子は第77回ジャパン・フード・セレクションでグランプリを獲得しました。
米の娘ぶたの本来のうまみを引き出すために、自社工場から一度も冷凍しないまま直送された新鮮な豚肉を使用しているのが特徴です。そのため、モチっとした皮と噛んだ瞬間に溢れ出す肉汁が評判の商品となっています。
米の娘焼売
米の娘焼売も、米の娘ぶた本来のうまみが味わえると好評の商品です。
筍と水くわいのシャキッとした触感が、よりお肉のプリっとした食感を引き立たせてくれます。また、口当たりや食感を大事にしているため、全て手包みで作っています。
こだわりが詰まった米の娘焼売は、お弁当やおつまみにも良いと評判です。
米の娘ぶた みそ漬け
米の娘ぶたのみそ漬けは、赤ワインみそ漬けと大吟醸酒粕みそ漬けの2種類があります。
米どころである山形県産のお米と山形県産の大豆を100%使用している味噌が、お肉の柔らかさや甘みを引き立てます。
どちらも酒感が強くなく、お酒が苦手な方や子供も安心して食べられる商品です。発売から10年以上愛されているロングセラー商品であることからも、消費者から支持を得ていることが分かるでしょう。
米の娘ぶたカレー
米の娘ぶたカレーは、誰でも簡単に本格カレーが楽しめる商品です。
ほぐれるように柔らかく、ごろごろとした大きい米の娘ぶたが入っているのが特徴です。お肉を存分に楽しめるように、スパイスや辛さは控えめにしているため幅広い年齢層から支持されています。
野菜もふんだんに使用し、つぶつぶとした食感が楽しめると口コミでも評判です。
米の娘ぶたウインナー
米の娘ぶたウインナーは、はじける甘みが特徴の商品です。
米の娘ぶたならではの、脂の甘みがしっかりと味わえるでしょう。レモン&パセリは爽やかな香りがより甘い脂を引き立ててくれるため、女性にも人気があります。
冷めても美味しいため、お酒のおつまみだけでなくお弁当に使用しても良いでしょう。
大商金山牧場の品質・安全への取り組み
大商金山牧場では、「元気のみなもとをつくる」ために、様々な取り組みをして品質や安全性を高めています。
ここでは、どのように衛生管理や安全管理をしているのかを詳しく紹介していきます。
ミートセンターの万全の衛生管理
大商金山牧場のミートセンター(カット事業部)は、と畜場の「庄内食肉流通センター」に併設されているため、ワンランク上の衛生管理が可能になっています。
と畜から枝肉の搬入やカット、部分肉の製品出荷を外気に触れずに完結することができ、コールドチェーン(連続冷却状態)が確実に保たれています。
また、ミートセンターは食品安全のためのマネジメントシステムである「ISO22000」「FSSC22000」の認証取得をしています。食肉の安全性を確実なものにするために、万全の衛生管理体制を構築しているのです。
このように大商金山牧場では高いレベルの安全性を保ちながら、安心できるお肉を届けてくれていることが分かります。
豚肉トレーサビリティシステムの導入
大商金山牧場のカット事業部は、いち早く「トレーサビリティシステム」を導入し、昨今の食の安全性が問われる以前から消費者に安全な豚肉を提供する努力をしています。
「トレーサビリティシステム」とは、その製品がいつ、どこで、だれによって作られたのかなどの豚肉の生産情報をすべて履歴に残し、生産段階から最終消費段階までを識別できるシステムです。安全な豚肉を届ける体制を整えることは、消費者の安心へとつながるでしょう。
消費期限の大幅延長と流通拡大を実現
大商金山牧場のカット事業部でカットされた部分肉を、スライス・盛り付けする産地パックセンターは、室内を低温に設定し、雑菌を付けない・増やさない作業工程を実現しています。
また、ミートセンターに併設していることから、カットされた部分肉を外気に触れることなく施設内に移動でき、原料の初発菌を最小に抑えられます。さらに、品温の上昇を極力抑えながら短時間でトレーに盛り付けできるのです。
これにより、通常は4日であるお肉の消費期限を大幅に延長し、遠距離の消費者にも届けることが可能になりました。
米の娘ぶたはふるさと納税の返礼品としても評判
米の娘ぶたは、美味しいお肉が受け取れるとふるさと納税の返礼品としても評判です。
ふるさと納税とは、自分の選んだ自治体に寄付ができる制度です。寄付した金額に応じて、一定の条件のもと税金の一部が差し引かれ、さらに寄付した自治体からお礼の品が届けられます。
大商金山牧場がある山形県金山町にふるさと納税で寄附すれば、返礼品として米の娘ぶたのしゃぶしゃぶや焼肉、米の娘餃子、米の娘ぶたカレーなど様々な商品が選べます。
徹底的に安全性にこだわり、賞を受賞するほどの米の娘ぶたの商品が返礼品として受け取れるため、ふるさと納税の利用者に支持されているようです。
まとめ
以上が、大商金山牧場について調査した結果です。
大商金山牧場は食肉の生産から加工・販売までを自社一貫体制で行い、消費者に美味しいお肉を届けてくれています。安心・安全を最優先に考え、ISO22000、FSSC22000の認証取得したカット工場は、と畜場と併設することで万全の衛生管理体制を敷いています。
特に評判の商品は、米の娘ファームで丁寧に育てられた「米の娘ぶた」です。柔らかい肉質とあっさりと甘い脂身があるブランド肉として幅広い世代から好評です。また、米の娘ぶたを使用した餃子やカレーなども人気があります。
米の娘ぶたの商品はオンラインショップで購入できるだけでなく、ふるさと納税の返礼品としても受け取れると評判です。
大商金山牧場では社員が一丸となって元気のみなもとを作ることを使命に、これからも安心・安全で美味しい食肉を届けてくれるでしょう。
会社概要
会社商号 | 株式会社大商金山牧場 |
代表者 | 代表取締役社長 小野木重弥 |
本社・管理本部 所在地 | 山形県東田川郡庄内町家根合字中荒田21-2 |
設立 | 昭和54年7月 |
資本金 | 10,000万円 |
事業内容 | 豚・生産飼育業務 豚肉脱骨・整形及び部分肉製造業務 業務用食肉アウトパック業務 食肉・加工食品卸売業務 生鮮食品・米穀の販売 食肉加工品製造販売・飲食販売業務 バイオガス発電事業 |