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三輪芳弘の自宅がヤバイ!経歴/実績/年収/興和の業績まで徹底調査!

最終更新日:2024-01-22
三輪芳弘の自宅がヤバイ!経歴/実績/年収/興和の業績まで徹底調査!

三輪芳弘さんとは興和株式会社の代表取締役社長を務め、約100社で構成される興和グループのトップに立つ人物です。
興和株式会社はドラッグストア等で購入できるOTC医薬品やカエルのキャラクターで有名な会社です。

今回は、三輪芳弘さんの人物像や生い立ち、経歴、実績、年収・総資産について調査しました。また、田園調布にある自宅がヤバイくらいの豪邸だったので紹介します。
更には三輪芳弘さん率いる興和株式会社の事業内容や主な商品、今後の方針、業績についても徹底調査しました。

※当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。
この記事で分かること
  • 三輪芳弘とはどんな人物なのか
  • 三輪芳弘のヤバイ自宅や年収
  • 三輪芳弘の経歴や多彩な実績
  • 興和の三輪一族について
  • 興和株式会社とはどんな会社なのか
  • 販売されている主な商品
  • 興和株式会社のここ数年の業績と今後の方針

●更新情報
2023/07/11「興和株式会社の業績」に最新情報追加。
2023/08/09「三輪芳弘の評判口コミ」を追加。
2023/09/08「地域活性化への取り組み」「愛知県表彰を受賞」を追加。
2024/01/22「興和株式会社(代表:三輪芳弘)の評判口コミ」を追加。

三輪芳弘とは

三輪芳弘の顔画像

三輪芳弘さんとは、バンテリンやキャベジンなどのOTC医薬品を展開する興和株式会社の代表取締役社長です。
父や祖父も興和株式会社の元社長であり、地元の名古屋では三輪一族として有名です。

三輪芳弘さんが社長に就任してからは、グローバル展開や新規事業の参入によって会社を成長させました。
新型コロナウイルス感染症に対しては、マスク不足の解消やPCR検査サービスの導入、治療薬の開発を積極的に行っており、今後も人々の健康に貢献していくことが考えられます。

トップダウンでの経営は、興和社員から賛否あるようですが、これまでの実績から、その経営手腕は優れていると言わざるを得ません。

プロフィール

三輪芳弘のプロフィール

氏名:三輪芳弘(みわよしひろ)
生年月日:1955年10月30日
出身地:愛知県名古屋市
居住地:東京都大田区
学歴:慶應義塾大学大学院商学研究科
所属:興和株式会社/日本セルフケア推進協議会
役職:代表取締役社長/代表理事

生い立ち・人物像

三輪芳弘さんは1955年10月30日に愛知県名古屋市で、興和株式会社を築いてきた三輪一族に生まれました。
父は興和株式会社前社長の三輪隆康さんで、弟の三輪晃裕さんは現在興和株式会社の取締役を務めています。その他に妹が1人います。

高校卒業後は慶應義塾大学に入学し、その後は慶應義塾大学大学院へと進学して卒業しました。
現在では慶應OBの有名企業代表が名を連ねる慶應義塾評議員会の評議員にも就任しています。

また三輪芳弘さんは、トップダウンでの経営を行っていく覚悟を持っている人物です。
事業への参入や撤退をする際の確固たる方向性や決断力を持ち、失敗を恐れずに挑戦できる行動力や、時代とともに変化する流行に敏感な姿勢は経営者に向いている逸材です。

経歴

三輪芳弘さんは慶應義塾大学大学院卒業後の1980年に興和株式会社に入社しました。
1988年に興和紡績株式会社の取締役への就任を機に、その後は1~2年ごとのスピード出世を果たします。
1989年には興和株式会社の常務、興和新薬株式会社の副社長に就任。
1991年には興和株式会社および興和紡績株式会社の専務に就任し、1993年には同社の副社長に就任しました。
1995年には興和株式会社、興和紡績株式会社、興和新薬株式会社の社長に就任し経営のトップに立ちます。

更に2016年には、日本一般用医薬品連合会の会長(現在は退任)や在名古屋タイ王国名誉総領事に就任しており、2019年には日本セルフケア推進協議会(JSPA)の代表理事に就任しました。

三輪芳弘の評判口コミ

三輪芳弘さんに関する評判口コミはネット上に見当たらなかったものの、新型コロナウイルス感染症拡大後はマスクの増産をはじめ、PCR事業への参入、治療薬の研究など、興和株式会社の社長としてメディアに露出する機会が増え、大きな注目を集めました。

また、三輪芳弘さんの地元であり、興和株式会社の本社が位置する名古屋市の開発にも力を入れていることから、名古屋市民からの評判が高いようです。
会社の社長としても、多角的な経営や決定スピードが評判で、周囲から慕われる人物であることが伺えます。

三輪芳弘の実績

三輪芳弘さんの実績についてまとめました。

医薬品のグローバル展開

三輪芳弘さんが興和株式会社の社長に就任した1995年頃は医薬品を海外展開するという考えは業界内でもほとんどゼロでした。
そんな中でも徐々にグローバル展開をしていった興和株式会社は、現在全世界に研究開発と販売網を引いており、高コレステロール血症治療剤の「リバロ」は日本国内だけでなく海外でも多くの患者に処方されています。

更に2018年には従来の薬と比べて副作用がほとんど発生しない高脂血症治療薬の「パルモディア」を発売し、リバロに続く世界展開を目指しています。

ミノムシの糸を様々な製品に活用できる技術開発

2018年に興和株式会社は農研機構と共同で、ミノムシの糸を工業製品等に使える技術開発をしたと発表しました。
ミノムシの糸は軽いのに強度が高く、蚕に比べて1匹から採取できる糸の量が多いそうです。これにより、自動車部品等に使われる繊維強化プラスチックから服の繊維まであらゆるものに使えることが期待されています。
また、ミノムシの糸はたんぱく質でできているため、廃棄時に環境負荷がかからず、地球環境に配慮した製品開発するという興和グループの事業方針にも則っています。

新規事業参入

三輪芳弘さんが社長に就任されてから、時代の変化をとらえて様々な事業への参入も行っています。
2011年には業務用のLED照明機器に参入しました。LEDは消費電力を抑えることによってCO2が削減され、その分環境への負荷が軽減されるといわれています。
更にメガソーラー事業にも参入しており、再生可能エネルギーによる低炭素社会の実現に貢献しています。

年々、世界的に環境に対する意識が高くなってきており、こういった地球環境に配慮した事業は今後益々需要が高まるとされています。

新型コロナウイルス感染症への対応

2020年の新型コロナウイルス感染症の流行によって引き起こされたマスク不足の際には不織布マスクを増産し、更にはアベノマスクの生産にも協力して、日本のマスク不足解消に貢献しました。

2021年には新型コロナウイルスのPCR検査事業に参入し、富士事業所内に富士検査センターを新設しました。企業や公的機関を対象としたPCR検査サービスの提供による社会貢献に努めています。

更に、抗菌・抗新型コロナウイルス感染症治療薬の研究開発に向けて、学校法人北里研究所と共同研究契約を締結しました。
これまでのノウハウを活かし、世界に貢献できる新たな感染症治療薬の創薬、創製を目指しています。

スポーツ業界にも大きな影響

バンテリン

有名ゴルフ選手であるタイガーウッズ選手や松山英樹選手は長年コーワブランドのバンテリンを愛用しており、毎年試合の際に応援しているという三輪芳弘さんに2019年の「GO! VANTELIN PROJECT」の記者発表で感謝を述べています。

また、興和株式会社は、プロ野球の中日ドラゴンズの本拠地であるナゴヤドームの命名権を取得し、2021年1月から5年間「バンテリンドーム ナゴヤ」に名称が変更されました。

バンテリンはゴルフ、バスケ、卓球など多くのスポーツ選手をサポートしています。

日本セルフケア推進協会での活動

日本セルフケア推進協会では、日本国民の健康寿命延伸や疾病予防対策への貢献活動を行っています。
三輪芳弘さんは、これまで一般用医薬品と生活者の関係に着目したセルフメディケーションを中心とした活動が行われてきたものの、生活者が実際に利用しているのは一般用医薬品のみではないことから、ヘルスケア全体を考えることの重要性を語られています。

名古屋市を中心とした地域活性化

興和株式会社の本社がある愛知県名古屋市を中心とした地域活性化にも取り組んでいます。

1999年にはTOBによって名古屋観光ホテルを子会社化し、ホテル業界に参入しました。
さらに2017年に完全子会社化した丸栄跡地の再開発にも意欲的で、2022年には商業施設のマルエイガレリアが開業しました。再開発は続いており、2027年を目途に新たな商業施設を建設するという構想があります。

また、興和株式会社ではブレス浜松を応援しており、横浜ビー・コルセアーズのトップパートナーとして国内リーグの発展と地域活性化に参加するなど、名古屋市以外の地域でも積極的な社会貢献活動に取り組んでいます。

第 74 回愛知県表彰を受賞

三輪芳弘さんは2022年11月、愛知県の表彰制度条例に基づく第 74 回愛知県表彰を受賞しました。
愛知県では毎年、地方自治や教育文化などの各分野において顕著な功績を残した個人と団体に対する表彰を行っており、三輪芳弘さんは薬業界の振興・発展に関する功績が評価されたことで、「保健医療功労者」として受賞しています。

三輪芳弘さんは受賞に対して「身に余る光栄」だとコメントし、今後も薬業界の発展と患者や生活者のQOL向上に貢献できるように努めると意欲を示していました。

三輪芳弘の年収や総資産

三輪芳弘の年収

三輪芳弘さんの年収や総資産についても調査を行いましたが、金額は公開されていませんでした。
しかし、2020年の社内取締役に対する報酬は約6億円であり、社内取締役が25人いることから均一に割った場合の1人あたりの報酬は2,400万円ほどになります。
しかし配分は公開されておらず、全ての社内取締役が同額の年収を獲得することはありませんので、社長の三輪芳弘さんは少なくとも2,400万円以上の年収を稼いでいると考えて間違いないでしょう。

また、興和株式会社は非上場企業のため株式公開されていませんが、2020年の有価証券報告書に三輪芳弘さんの所有株式数は560千株と書かれていました。
自社以外にも株を所有している可能性もあり、数千万円の年収を稼いでいることから総資産額は数億円を超えると推測されます。

三輪一族の家系

興和株式会社の創業時
綿布問屋「服部兼三郎商店」(名古屋市八百屋町)創業時

三輪芳弘さんの親族は、「興和の三輪一族」として地元の名古屋では名が知れています。
興和株式会社の前身の会社である株式会社服部商店を設立した服部兼三郎さんは、後に服部商店を再建して興和グループを築き上げた三輪常次郎さんと遠い親戚にあたるそうです。
ここでは、三輪常次郎さんから三輪芳弘さんまでの家系図をまとめました。

三輪常次郎
三輪芳弘さんの祖父で当時破産した服部商店の事業を引き継ぎ再建させることに成功し、現在の興和株式会社を創立した人物です。
妻:大野千代子
├ 長男:三輪定治
├ 二男:三輪晴久
├ 三男:三輪隆康(興和前会長)
├ 四男:三輪緑四郎(興和地所元社長)
├ 五男:三輪文男(興和新薬元取締役)
├ 長女:名前不明
└ 二女:三輪智子

三輪隆康
三輪芳弘さんの父で、三輪芳弘さんが興和の社長に就任すると同時に会長に就任した人物です。生涯興和グループ取締役会長を務めあげました。
妻:広瀬純子
├ 長男:三輪芳弘(興和現社長)
├ 二男:三輪晃裕(興和現取締役)
└ 長女:三輪泰子

三輪芳弘
三輪芳弘さん本人で、興和グループの代表取締役です。2人の子供がおり、息子は興和オプトロニクスの社長を務めています。
妻:三輪恵子
├ 長男:三輪尚巨(興和オプトロニクス現社長)
└ 長女:三輪有香

田園調布の自宅がヤバイ!

三輪芳弘の自宅がある田園調布

三輪芳弘さんの自宅は東京都大田区田園調布にあります。
田園調布は昔ながらの高級住宅街として有名で、デザイン性の高い外壁や外構の戸建てが多く、辺り一帯は高級感が漂っています。
そんな田園調布の中でも3丁目から4丁目が群を抜いた高級エリアとされていますが、そのエリアの中でもひと際目立つヤバイ豪邸が三輪芳弘さんの自宅なのです。
とても素敵な豪邸で目立ちますが、セコムや防犯カメラといった防犯対策も万全です。

興和株式会社について

興和株式会社について

興和株式会社とは、繊維などの輸出入や貿易を行う商社機能と医薬品や省エネ関連製品などのメーカーの機能を併せ持った会社です。
キューピーコーワなどのコーワブランドが有名なため、医薬品のイメージを持つ人も多いですが、光学、食品、生活関連物資の貿易等、幅広い事業を展開しています。

本社は愛知県名古屋市に所在しており、日本国内だけでなく、アジア、アメリカ、ヨーロッパにも事業所があります。三輪芳弘さん率いる興和グループは関連会社9社および子会社87社(2020年時点)で構成されており、創業125年を超える格式高い企業です。

会社概要

会社名興和株式会社
創業1894年12月25日
代表者代表取締役社長 三輪芳弘
資本金3,840百万円
売上高459,552百万円 (2022年3月期決算:連結)
従業員数7,922名 (2022年3月現在:連結)
本社所在地愛知県名古屋市中区錦三丁目6番29号
主な事業内容【商社部門】
繊維、機械、建材、船舶、鉱物資源、化成品原料、生活関連物資などの輸出入、三国間貿易および国内販売
【メーカー部門】
OTC・医療用医薬品・医療用機器の研究開発・製造販売、FAビジョンユニット・セキュリティビジョンユニットの製造販売、ロボットシステムインテグレーター業務、レンズ・カメラ等のハードウェアの研究開発、システム系・組込み系およびAI等のソフトウェア研究開発、省エネ・創エネソリューションの販売、省人化ソリューションの販売、環境配慮型建築の施工販売

社長メッセージから読み取れる方針

三輪芳弘さんの社長メッセージから読み取れる今後の方針をまとめました。

事業のテーマは「健康と環境」

事業テーマ

三輪芳弘さんは、「健康と環境」をテーマに多様な事業活動を展開していき、今までの常識にはとらわれない新たな価値を創造することを掲げています。
興和グループの各事業では、人々が健康で楽しく暮らしていくことをテーマにした商品開発、省エネ技術の追求および地球環境に配慮した製品づくりを推進しているようです。

常に時代の変化をとらえて挑戦する精神と堅実なものづくりの精神は、人々の健康と地球環境に良い影響を与えることでしょう。

新たな社会「Society5.0」の実現

興和グループでは、新たな未来社会として提唱されている「Society5.0」の実現を見据えたAIやIoTに対応したものづくりにも取り組んでいます。
人々の幸福と健康を念頭に、事業の枠にとらわれないビジネスモデルを構築していくことで、経済発展と社会的課題の解決に貢献していくようです。

持続可能な開発目標(SDGs)の達成

現在、世界では環境問題や人権問題など様々な課題が深刻化しています。
そんな中2015年に国連で採択された、持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けて、興和グループでも事業活動を通じて貢献していくと三輪芳弘さんは社長メッセージにて公表しています。
2030年の達成目標に向け、これからも豊かな社会の創造と持続可能な社会の実現に貢献していくことでしょう。

興和株式会社(代表:三輪芳弘)の評判口コミ

三輪芳弘さんが代表を務める興和株式会社に勤める社員からは、どのような評判口コミが寄せられているのでしょうか。
興和株式会社の評判口コミを調査しました。

最先端の研究に携われた

【評判/口コミ】
入社2年目に米国ボストンにあるKSIへ研究出向するチャンスを掴み、プロテオミクス研究に従事しました。
魅力的な世界最先端の研究に没頭することができただけでなく、研究成果がまとまった頃には論文投稿の話もいただけました。苦労も多かったですが、カナダ人の上長や韓国人の同僚の協力もあり、投稿論文が専門誌に受理された時には、大きな喜びの感情が湧いたのを今でも覚えています。

大手企業と言えば年功序列の印象が強いですが、社員の口コミからは若手でも大きなチャンスを掴めることが伺えます。
三輪芳弘さんが推し進めた積極的なグローバル展開は、社員からも評価されているようです。

多角的な事業展開に魅力を感じた

【評判/口コミ】
就活中は海外で働くチャンスがある会社を探していました。そのため商社の中から候補を絞っていたのですが、その枠に製薬メーカーだと思っていた興和があった時には少し驚きました。詳しく会社情報を調べてみると多角的な事業展開をしていると分かり、海外拠点も多かったので魅力を感じたことから、入社を決めています。
入社5年目でエジプトの国営企業へ営業する機会があり、当初はエジプトと商売をしたことのある人が社内にいなかったので手探り状態からのスタートでしたが、四苦八苦しながらもやり遂げることができました。新たな地でビジネスをつくり上げた経験は、仕事に対する自信にも繋がっています。

コーワブランドで知られる興和は製薬メーカーと思われることが多いようですが、商社としての機能も持ち、海外拠点を多数構えています。
そのため、海外の人や企業とやり取りができる会社への就職を考えている就活生からも評判の会社となっています。

製造業を支える一員としてやりがいを感じる

【評判/口コミ】
興和オプトロニクスに在籍し、産業用レンズ・カメラ等の営業活動を行っています。
今後も大きく発展していくであろう分野に携わりながら、様々なことにチャレンジさせてもらえる環境が興和にはあり、日本の製造業を支える一員として活動できることや、人々の生活に役立つ仕事に従事できていることに大きなやりがいを感じます。

興和株式会社のグループ会社にて営業職に従事している社員からは、人々の生活の役に立てる商品を販売し、その商品を実際に使用している場面を見た時に大きなやりがいを感じられると評判です。
また、興和の様々なことに挑戦できる環境が評価されていました。

興和株式会社(代表:三輪芳弘)の評判口コミまとめ

興和株式会社で働く社員からの評判口コミを調査したところ、三輪芳弘さんが代表就任後に取り組んできた多角経営や海外展開を評価する口コミが多数見受けられました。
海外拠点の多さや経営方針に賛同して興和株式会社への入社を決めた社員もおり、三輪芳弘さんの取り組みが優秀な人材の確保にも寄与していることが伺えます。

また、若手でも国内外でチャレンジできる環境に多くの社員が満足しています。
若手の頃から貴重な経験を積み重ねることで仕事に対する自信にも繋がっており、その後の活動にも良い影響を与えているようです。

事業内容

興和株式会社の事業は、商社部門とメーカー部門に分かれています。
それぞれの事業内容を紹介します。

商社部門

商社部門では、繊維、機械、船舶、化学品原料、生活関連物資等の輸出入や三国間貿易および日本国内での販売を行っています。

メーカー部門

メーカー部門では、コーワブランドでお馴染みのOTC医薬品や、医師の処方箋が必要な医療用医薬品、医療用機器の研究開発から製造販売まで行っています。
また、LED照明機器や再生可能エネルギー発電システム、光学機器の研究開発および製造販売、輸出入を行っています。

その他関連会社事業

興和グループの興和紡株式会社では、商社としての物資事業、メーカーとしての印刷事業、冷蔵倉庫事業等を行っています。
興和地所株式会社では不動産事業を展開しており、細部までこだわり抜いた新築マンションから新築戸建、賃貸マンション事業を通して住まいを提供しています。

また、その他関連会社や子会社にて、リゾート開発を行うホスピタリティ事業や食品事業等も展開しています。

主な商品

興和株式会社にて販売されている主な商品をまとめました。
OTC医薬品のキャッチフレーズは頭に残りやすく、使用したことはなくても聞いたことのある商品があると思います。

OTC医薬品

OTC医薬品は一般用医薬品や市販薬とも呼ばれ、医師による処方箋なく購入できる医薬品のことです。

興和のOTC医薬品

  • なんとかしたい疲れに「キューピーコーワゴールド」
  • もたれ、胃痛、むかつきに「キャベジン」
  • つらい肩こり痛・腰痛に「バンテリン」
  • かゆみ、虫刺されに「ウナクール」
  • 大腸の状態を正常に近づける「ザ・ガード」

医療用医薬品

興和株式会社では医師の処方箋が必要な医療用医薬品も手掛け、グローバル展開をしています。

  • 高コレステロール血症治療剤「リバロ」
  • 高脂血症治療薬「パルモディア」

ライフサポート品

医薬品以外にもライフサポート品を販売しています。
国内のマスクメーカーとしても有名で、ユニ・チャームに次ぐマスク2強ともいわれています。

興和のライフサポート品

  • ウイルス、かぜ、花粉、PM2.5に「三次元マスク」
  • 身近にひそむウイルス・菌に「ウイルス当番」

興和株式会社の業績

興和株式会社の業績

興和株式会社の2016年3月期から2023年3月期までの業績は以下の表の通りです。

2016年2017年2018年2019年2020年2021年2022年2023年
売上高374,449353,535434,329436,522422,576411,665459,552743,197
営業利益8,0367,9486,3313,7605,31413,6472,0169,415
経常利益5,3347,3374,7153,3614,00014,0246,59617,956
当期純利益8,9502,544-1,1641,956-1,0285,2176,54622,549

※単位は百万円

表を確認すると、売上高が2018年から上昇していることが分かります。営業利益や経常利益に毎年ばらつきがあるものの、赤字にはなっていません。
2020年3月の純利益はマイナスとなっていますが、営業利益や経常利益が安定してプラスであることから、損失は一時的なもので事業全体としての業績は悪化していないことが考えられます。
また、2019年と2020年の業績を比べると、新型コロナウイルスの影響でホスピタリティ事業や不動産事業は一時悪化しましたが、環境・省エネ系の事業や主力の健康・医療系の事業は売上を伸ばしているようです。

2023年3月には売上高が7,431億円、純利益が前期の3倍以上となる225億円を記録しています。
主力の医薬品が安定して上昇した他、新型コロナウイルス感染症の検査キットも好調だったことや、不動産等の売却益を計上した結果、売上高、純利益ともに過去最高益を更新しました。

まとめ

三輪芳弘さんや興和株式会社について調査した内容を紹介しました。

これまでの枠を超えた様々な事業展開を進めて会社を成長させていくには、社長の経営手腕が大きく問われます。それに加えて100年以上の歴史ある会社という重圧を背負いながら経営を進めていく三輪芳弘さんの苦労は想像を絶するものでしょう。

しかし、そんな状況下でもここまで興和株式会社を成長させ、更なる事業拡大や社会貢献に取り組む姿勢からは、卓越した経営者としての才能を感じます。

新薬の開発や新規事業への参入など三輪芳弘さんや興和株式会社から、まだまだ目が離せません。

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