東京メディコムは電子カルテシステムやレセプトコンピュータ等を通じて、医療機関や調剤薬局などのより良いICT・システム化をサポートしています。
医療現場の様々な悩みや課題を解決するために、医療ICTの幅広い領域をカバーしてくれる商品を提案してくれると評判の会社です。
本稿では、東京メディコムの事業内容や主要な取引先、サポート体制、社員の評判口コミについて調査しています。また、東京メディコムがサポートする医療のICT化やシステム導入のメリットについても解説していくので、東京メディコムについて詳しく知りたい人は、ぜひご覧ください。
- 東京メディコムの強み
- 働く社員の口コミ評判
- 医療のICT化の重要性と課題
- 医療システムを導入するメリット
- 東京メディコムで評判なアフターサービス
興味のある内容から読む!
東京メディコムとは
東京メディコムとは、医療機関向けに医療システムを提供している企業です。1975年に設立され、本社は東京都江戸川区に位置しています。代表取締役社長は常永恭弘さんです。
主に、電子カルテシステムやレセプトコンピュータ、オンライン診療のシステムなど医療ICTの幅広い領域をカバーする商品を提供しています。また、医療機関からの問い合わせに顧客と同じ画面を見ながら案内してくれるリモートメンテシステム(遠隔操作)を導入するなど、アフターサービスが充実しているのが特徴です。
業界の老舗企業でありながらグループ会社と連携し扱える製品の幅を広げるなど、挑戦を続けている企業と言えるでしょう。
事業内容
事業内容は、医療機関向けシステムの販売および開発です。医療機関や調剤薬局などに向けて、事務の効率化やシステム化、省力化をサポートできる様々な商品を提供しています。
東京メディコムが提供している商品には、以下のようなシステムがあります。
- 電子カルテ
- レセプトコンピュータ
- オンライン診療システム
- セルフレジシステム
- 調剤薬局用電子薬歴システム
- 調剤鑑査支援システム
主力商品の電子カルテは新規開業向けや中小規模の病院向け、精神科病院向けなど顧客に合わせて提案できるシステムを揃えています。また、約170社の様々な機器と連携できるため、現場にとって便利で使いやすいカルテになっています。
病院やクリニック、調剤薬局が効率良く運営し、より良い医療を患者に提供できるようサポートすることが主な事業内容です。
主要取引先
東京メディコムは、病院や薬局、医療機器メーカーなどを主な主要取引先としています。
システムを提供する主な取引先には、以下のような医療機関があげられます。
- 半蔵門病院
- 大聖病院
- 小松医院
- 葛西眼科
- ドリーム薬局
- ミキ薬局グループ
- 徳永薬局株式会社
その他にも、約2,000社の医療機関に東京メディコムの商品を販売しているのです。
商品を提供するための仕入れ先には、以下の様な企業があります。
- PHCホールディングス株式会社
- ウィーメックス株式会社
- 株式会社マーストーケンソリューション
一例にはなりますが、様々な企業と協力し医療現場をサポートしていることが分かります。
東京メディコムの評判口コミ
医療の効率化をサポートし、様々な商品を提案している東京メディコムの社員はどのように感じているのでしょうか。
どんなことにやりがいを感じているのか、実際に働く社員の評判口コミを紹介していきます。
社会貢献できていると実感
医療従事者の方に感謝されることが一番のやりがいです。システムの活用が人助けに繋がるため、社会貢献ができている実感があります。
システムを活用し医療現場の環境が改善されれば、患者により良い医療が提供できます。システムを通して社会貢献できていることが、モチベーションの向上にもつながるのでしょう。
医療業界に必要な知識が習得できる
医療従事者の本業を効率的に進めるためにシステムの導入をし、サポートをしています。そのため、現場の方に感謝されるとやりがいを感じます。また、医療業界にとって重要な知識を習得できるため将来的な不安もなくなりました。
医療従事者の方に直接感謝されると、本当に現場に必要なシステムを提案できていると感じられるのでしょう。
また、東京メディコムでは医療業界特有の知識を習得するための研修制度も充実しているようです。専門的な知識が必要な仕事ですが、会社として知識習得のバックアップをしてくれるので社員も安心して働けるのでしょう。
実力主義でステップアップが可能
実力主義で、頑張れば頑張った分だけステップアップが可能です。設立して長い会社ですが、年功序列ではなく、年齢や在籍に関係なく昇給や昇格ができます。インセンティブ支給もあり自分の頑張りはしっかり評価されるので、やりがいがあります。
自分の頑張りがしっかりと評価されることに、やりがいを感じているようです。
実力主義の企業だと個人の責任が強くなるイメージですが、東京メディコムでは先輩社員や上司がしっかりとサポートしてくれているようです。
東京メディコムの評判口コミまとめ
東京メディコムの社員の評判口コミからは、医療システムを通して医療現場の環境を改善し、感謝されることがやりがいに繋がっていることが分かりました。
また、研修制度や周りのフォロー体制が整っていることや、結果を出せば評価してもらえる環境であることもモチベーションの向上になっているようです。
医療の現場をサポートするためには、専門の知識の習得など大変なこともありますが、東京メディコムの社員は志高くやりがいを感じながら働いていることが分かるでしょう。
東京メディコムがサポートする医療のICT化について
ICTとは、「Information and Communication Technology(インフォメーション・アンド・コミュニケーション・テクノロジー)」の略で、「情報通信技術」を意味しています。オンライン診療やオンライン予約、電子カルテなどが医療におけるICT化の一環と言えるでしょう。
現在の日本は、少子高齢化により医療現場で様々な課題を抱えています。医師不足や医療機能の不足、医療従事者一人当たりの作業量の増大、国民一人当たりの医療費の負担増加などです。
これらの課題を解決するために、医療全体の効率化が求められるようになりました。医療全体に効率化をもたらすICT化の重要性が認識され、推進されるようになったのです。
厚生労働省が公開している「電子カルテシステム等の普及状況の推移」によると、令和2年の電子カルテの普及率は、以前に比べて増加傾向であることが分かっています。400床以上の大規模病院では、91.2%の普及率でほとんどの病院で導入されています。しかし、200床未満の小規模病院では48.8%、一般診療所は49.9%と約半数でした。
小規模病院などで普及が進まない理由は、紙のカルテに慣れていることやパソコン操作に苦手意識があること、システム導入後のトラブルの不安が考えられます。
医療のICT化を推進するためには、安心できるサポートが必要であると言えるでしょう。
電子カルテやオンライン診療システム導入のメリット
電子カルテやオンラインシステム診療を導入すれば、具体的にどんなメリットがあるのでしょうか。
ここでは、医療従事者や患者にもたらすメリットを3つ紹介していきます。
業務効率化によるスタッフの負担軽減
業務効率化により、医療従事者の作業量が減り負担が軽減されることが大きなメリットです。
例えば、大量のカルテの中から患者のカルテを1枚探し出すのも、電子カルテを使用すれば検索機能で簡単に探し出すことが可能です。また、診察を終えてすぐに電子カルテに入力すれば、医療費が自動計算され、会計がスムーズに行えます。紹介状や診断書の作成も、テンプレートが用意されているため作業時間を減らすことができるのです。
このように、ICT化で業務効率を向上できれば、医療従事者の負担を減らすことができるでしょう。
地域医療の充実と最適医療の提供が可能
オンライン診療の導入によって、病院へ通うのが遠い地域にも遠隔から医療を提供できるようになる点もメリットとして挙げられます。
地方や離島など医師が少ない地域では、診察を受けるのが難しいケースもあるでしょう。しかし、オンライン診療ができれば地域差がなく最適な医療が可能になります。
また、オンライン資格確認やお薬手帳の電子化、カルテの電子化により医師と薬剤師が違う場所にいても同じデータを確認できます。そのため、診療内容の確認や、薬の重複調剤・副作用の回避にも役立つのです。
医療のICT化は、患者に最適の医療を提供できると言えるでしょう。
新しい治療法や新薬の開発につながる
医療のICT化は、新しい治療法や新薬の開発にもつながります。
ICT化により、多くの医療情報やデータを収集し、大量の情報を分析することが可能になります。
これらのビッグデータを活用し、新薬や治療法の研究が進められれば、将来の医療の発展にも大いに役立つでしょう。
東京メディコムで評判のサポート体制
東京メディコムでは、安心してシステムを導入してもらえるように万全のサポート体制を整えています。
ここでは評判のサポートを「迅速な対応」と「情報の発信」の2つに分けて紹介していきます。
迅速な対応
東京メディコムでは、迅速な対応をしてくれる各サポートがあります。トラブルや分からないことにすぐに対応してくれる環境が整っているため、安心してシステムを導入できるでしょう。
具体的なサービスは以下の通りです。
- ハードのトラブル(新興サービス)は24時間365日対応
- 電話対応・訪問対応も迅速に実行し早期の問題解決
- リモートメンテシステム
リモートメンテシステムとは、顧客と同じ画面を見ながら遠隔操作で案内してくれるサービスです。直接、現地での案内が必要なときは駆けつけてくれるので安心です。
情報の発信
必要な情報を随時発信してくれるサービスも評判です。旬な情報や必要不可欠な情報など、様々な方法で発信してくれています。
具体的には以下のようなサービスがあります。
- 毎月1回のセミナー
- ネット配信
- 法令改正対応
毎月1回のセミナーでは、その場の状況にあった旬な情報の提供をしてくれています。また、ネット配信では法令改正や、機能アップソフト、更新データなどの情報をいち早く届けてくれるのです。
様々な方法でサポートしてくれるため、医療従事者の方は業務に集中することができるでしょう。
東京メディコムが取り扱うシェアNo.1システム
東京メディコムが取り扱う「一般診療向け電子カルテシステム」は稼働実績における参入企業別で、シェアNo.1を誇っています。
シェアNo.1のPHCの電子カルテは、予約や保険証の読み取り、オンライン請求などの様々な機器と連携ができます。また、見やすさや使いやすさを追求してきた電子カルテシステムであることから、事務作業がスピーディーに行える点も支持されています。
その他にも、検査結果の一元管理により患者の状態把握が容易にできることや、検査結果を表示することで患者への説明がしやすくなることもシェアNo.1を後押ししていると言えるでしょう。
医師によって電子カルテの何を重要視しているか異なるものです。例えば、入力の速さを求める医師もいれば、チェック機能を重視している医師もいるでしょう。
どんな医師にも使いやすさを感じてもらえるよう、メディコムの電子カルテには多彩な機能が搭載されています。
まとめ
以上が、東京メディコムについて調査した結果です。
東京メディコムでは、医療機関等に電子カルテやレセプトコンピュータ等を提供し、医療のICT化をサポートしています。多彩な機能を搭載したシステムの中から最適なものを提案してくれ、医療現場の悩みや課題を解決してくれていると評判の会社です。
東京メディコムがサポートする医療のICT化は、少子高齢化が進んでいる日本において重要な役割を担うことから、推進されています。医療のICT化が進めば医療全体の効率化が図れ、日本が抱える医療の課題を解決に導くことができるでしょう。
東京メディコムでは、シェア率No.1を誇るメディコムの電子カルテをはじめ、様々な医療システムを提供することで、今後も社会貢献をしていくことでしょう。
会社概要
社名 | 東京メディコムホールディングス株式会社 |
代表者 | 代表取締役社長 常永 恭弘 |
本社所在地 | 〒134-0084 東京都江戸川区東葛西6-1-17 第6カネ長ビル6F |
資本金 | 1,000万円 |
設立 | 昭和50年2月1日(1975年) |
従業員数 | 20名 |