フジミツ株式会社は、山口県長門市を拠点に、創業から130年以上にわたり魚肉練り製品を中心とした評判の食品づくりを続けています。
代表的な製品は、伝統的な製法を用いた焼き抜き蒲鉾をはじめ、ちくわ・天ぷら・かに風味蒲鉾・魚肉ソーセージ・つみれなど幅広いラインナップです。
最近では、高たんぱく製品や常温保存が可能な製品など現代のライフスタイルに合わせた製品開発にも力を入れており、健康志向や手軽さを求める消費者にも好評です。
本稿では、地域(ローカル)の伝統を守る一方で、長年培った技術や製品を通して、新しい「日本の食文化」(カルチャー)を世界(グローバル)へ広げる「グローカルチャー」な企業を目指しているフジミツについて徹底調査しました。
※当コンテンツはアフィリエイト等を目的として、試供品または取材費をいただいて記事を掲載しています。
この記事の目次
フジミツとは

フジミツの初代・藤田久蔵は、明治期に漁師町として栄えた長門市(当時は仙崎地区)で生まれました。
漁港には豊富で新鮮な魚が揚がる一方、冷蔵設備がほとんどない時代だったため、魚を長期保存しながら美味しく食べる方法が求められていました。
そこで久蔵は、「地元の豊かな海の恵みを無駄なく活かし、地域の人々の食を支える」という思いから、魚肉を加工して保存性と旨味を高める蒲鉾づくりに着目しました。
魚の鮮度を保ちながら練り上げる独自の技術を編み出し、“魚の美味しさを一年中楽しめる食べ物”として蒲鉾製造を始めたのがフジミツの原点です。
創業当時から受け継がれているのは、単なる保存食ではなく、「毎日の食卓に笑顔を届ける商品」をつくる姿勢です。
その志は現在も脈々と息づいており、伝統を守りながら新しい挑戦を続けるフジミツの礎となっています。
長期保存と旨味を両立させる蒲鉾製造に挑戦
フジミツが手がける魚肉練り製品は、もともと「海の恵みを無駄にしない」という創業者の想いから始まりました。
冷蔵技術が未発達だった明治時代は、せっかく漁港に水揚げされた魚が消費地に届く前に傷んでしまうことが大きな課題でした。
そこで久蔵は、地元で獲れる白身魚を石臼で丁寧にすり身にし、塩や調味料を加えて火を通すことで長期保存と旨味を両立する方法を模索しました。
「魚を一年中おいしく食べてもらえる加工品」として始めた蒲鉾製造でしたが、誕生までの道のりは決して平坦ではありませんでした。理想を追い求める中で、久蔵が挑み続けた課題は大きく分けて3つあります。
これらの粘り強い挑戦が実を結び、各地の量販店での販売が実現し、現在の全国販売や海外輸出へとつながる基盤が築かれることとなりました。

フジミツは今もなお、「伝統を守りつつ進化させる」姿勢を大切にしながら、新商品開発など時代に合わせた商品づくりを継続しています。
フジミツの代表的な製品

フジミツの製品は、大きく分けて家庭用(一般消費者向け)と業務用(飲食店・企業向け) の2つのカテゴリーがあります。
家庭用製品
スーパーやドラッグストアなどの量販店を中心に、板付き蒲鉾・ちくわ・揚げかまぼこ・魚肉ソーセージ・惣菜系天ぷらなどを販売しています。
お正月のおせち料理用の高級蒲鉾から、日常のおかずやおつまみにぴったりな定番商品まで、幅広く揃えています。
最近は健康志向の消費者向けとして、フィッシュプロテインを訴求した製品も人気です。
業務用製品
フジミツの製品は、和食店や居酒屋をはじめ、企業の社員食堂、お弁当製造企業など、プロの調理現場でも多く採用されています。
一度に大量の食材を扱う調理現場では、安定した品質と扱いやすさが求められるため、独自規格の業務用蒲鉾や、お弁当の具材用に開発したカット済み・冷凍品など、用途に合わせた製品を提供しています。
海外向け
海外でもヘルシーな魚たんぱく食品が注目される中、アジアを中心とした輸出用製品も増えています。
フジミツでは、現地の販売スタイルに合わせたパッケージや味付けも工夫しています。
フジミツが目指しているのは、「日常の食卓からプロの料理現場まで、幅広いシーンで信頼される練り製品」をお届けすることです。
創業時からの「海の恵みをより多くの人へ」という想いを大切に、多様なマーケットに製品を供給しています。
製品の特長

焼き抜き蒲鉾の最大の特長は、板の下から直火でじっくりと焼き上げる製法により、魚本来の風味と心地よい歯ごたえを両立させている点にあります。
最近では、高たんぱく製品や常温保存が可能な製品など、健康志向や手軽さのニーズに合わせた製品開発にも力を入れています。
フジミツは、地域とのつながりも大切にしており、保育園、小学校などの子どもたちへの工場見学対応や地元介護施設への製品提供など、「地域に根ざした食文化の継承」も使命の一つとして推進しています。
製品に懸ける社員の想い
フジミツの製造スタッフが共有しているのは、「一つひとつの蒲鉾に“海と人をつなぐ”」という想いです。
魚の鮮度を守るために、原料の受け入れから製造、包装まで、わずかな温度変化も見逃さないという緊張感の中で、社員は「自分の家族に食べさせたい」と胸を張れる製品づくりを常に意識しています。

製造部の若手社員や営業担当者からは、こんな意見が聞かれるといいます。
「毎日同じ味と弾力を再現するのが一番の使命。でも魚は、季節や海の状況で微妙に状態が変わります。だからこそ日々の調整に職人としての腕が試されます。その分、お客様から『今日もおいしかった』と言われると最高にうれしいです」
「試食会や商談の場で『これ、子どものお弁当の定番です』と聞くと、何よりの励みになります。家庭の食卓に笑顔が増える瞬間を支えている実感があります」
“お客様の生活を支える誇り”は、フジミツの社員に共通する想いです。
それぞれの社員は、創業から受け継がれてきた「地元の魚を美味しく、安心して食べてほしい」という原点を胸に挑戦を続けています。
社員の評判は?働きがいを調査

社員の声からは、大きく分けて3つの働きがいが共通していることがわかります。
「自分の手で地域と食文化を守っている」実感
創業130年以上続く伝統の味を受け継ぎ、地元の漁港から届く魚を活かした商品づくりに携わることは、地域貢献そのものです。
「自分の仕事が、地元や全国の食卓に笑顔を届けている」と感じられる点が、社員にとって大きな働きがいとなっています。
“お客様の声が直接届く”喜び
展示会や店舗訪問で直接寄せられる「美味しかった」「子どもが大好き」といった感想は、努力がすぐに評価されるという実感につながります。
実際に、製造や開発担当者からは「改良した製品を褒めてもらえたときが一番うれしい」という声も多いとのことです。
挑戦できる社風と成長の手応え
フジミツでは、新商品開発や海外展開など、伝統を守りながらも新しいことに挑戦する機会が多々あります。
若手でもアイデアを提案しやすく、成果が形になった際には、会社全体で称賛し合う風土があります。
こうした背景から、「誇れる製品をつくり、成長し続けられる職場」という環境が、社員の働きがいにつながっています。
経営陣も「社員一人ひとりが大きな働きがいを持ち続けられる環境づくりこそ、会社の大切な責務」と考えています。
フジミツに対する社員の期待
フジミツの経営陣は、日々社員と接しています。現場から感じる会社への期待は、どのようなものなのでしょうか?
「伝統を守りながら新しい挑戦を続けてほしい」
経営陣に対し、社内で多く聞かれるのは「創業130年以上の味や技術を大切にしつつ、海外展開や新商品開発など、時代に合ったチャレンジを会社全体で続けてほしい」という声です。
特に若手社員からは、「自分もその挑戦に加わり、成長したい」という前向きな意見もあがっています。
「働きやすい環境のさらなる充実」
社員の多くは、福利厚生や柔軟な勤務制度が整ってきたことに感謝しつつ、「育児・介護などライフステージに応じた支援や、キャリアアップの仕組みをさらに強化してほしい」と求めています。
このような要望について、経営陣は「安心して長く働ける会社」であり続けることへの期待と受け止めています。
「地域や社会への発信力アップ」
地元産業を代表する企業としては、「もっと地域と連携して魅力を発信してほしい」「地元の子どもたちに魚食文化を伝える活動を広げたい」という意見も存在します。
このような声は、「自分たちの仕事が地域活性化や食育につながることに誇りを感じたい」という想いの表れと言えます。

社員は「伝統×挑戦×安心」というキーワードを大切にしながら、会社が“成長と安定を両立する存在”であり続けることを強く期待していることがうかがえます。
口コミ・評判は「フジミツをより良くするための贈り物」
フジミツの製品・サービスに対しては、ネット上でさまざまな口コミ・評判が寄せられています。
「味が安定している」「家族で長年食べている」といったお褒めの評価の高い言葉は、社員にとって大きな励みとなっています。
特に製造現場では、これらの声を品質維持の原動力として、日々のモチベーションにつなげています。
一方、口コミの中にはネガティブな内容もあるといいますが、フジミツではどちらの意見も「お客様からの貴重な声」として真摯に受け止めています。
たとえ些細な意見であっても、品質管理部門・生産部門・開発部門が共有します。そのうえで原因を調査し、必要に応じて製造工程や原材料の見直しや表示の改善などに役立てています。
さらに、ユーザーから直接寄せられる意見だけでなく、SNSやレビューサイトの書き込みも定期的にモニタリングし、改善点を抽出しています。
フジミツにとって、口コミは「次の成長のヒント」となっています。老舗であっても現状に満足せず、「お客様のリアルな声こそ最も大切な品質基準」と考えています。
ポジティブ・ネガティブどちらの意見も「フジミツをより良くするための贈り物」と捉え、全社員が共有して行動に移すことを基本姿勢としています。

口コミ・評判を大切にし、製品・サービスの改善に結びつける姿勢こそが、創業130年超の現在も成長を続けられている大きな要因でしょう。
口コミ・評判について、「フジミツをより良くするための贈り物」という真摯な表現が印象的です。
フジミツの顧客対応

消費者からの声を“商品改良の最前線”と捉えるフジミツでは、次のような顧客対応体制を整えています。
受付から社内共有までのフロー
専用窓口を一本化し、電話・メール・SNSなど複数経路で寄せられる声を内容により関連部署に共有。迅速な対応に努めています。
商品・品質に係る事柄は、その日のうちに品質管理部門・製造部門・開発部門へ共有し、重大な品質関連の指摘は役員まで当日報告を徹底しています。
ネガティブな声へのアクション
ネガティブな指摘があった場合は、該当ロットや工程を遡って分析し、必要に応じて製造条件や原料仕入れを見直します。
可能であれば、改善内容を顧客へ丁寧に連絡し、「声をきちんと受け止め、改善につなげた」ことを具体的に伝えています。
ポジティブな声の活用
社内では「この製品が美味しかった」「家族で大好き」といったコメントを掲示板などで共有しています。社内表彰も実施し、製造ラインや営業担当のモチベーション向上につなげています。
こうした一連の流れを通して、口コミを「課題発見と商品力向上のための大切なご意見」として扱い、社員全員が“お客様と一緒に商品を育てる”意識を持てるよう取り組んでいます。
フジミツのさらなる挑戦
フジミツは「山口から食文化を世界へ ~グローカルチャー~」を掲げ、まずは東アジア圏を中心に輸出と技術顧問契約の両面で展開を始めています。
長年培ってきた魚肉練り製品の製造技術は、実は世界的に見ても高水準です。現地企業からも「安全・安心で美味しい和の味を広めたい」と声がかかっています。
現在は、冷凍技術や現地原料を活かした共同開発を進め、現地消費者の食文化に合う形で商品を届ける準備をしています。
国内では、魚肉加工の高い知見を生かしたヘルシー志向の新ブランドを立ち上げ中です。
たとえば、陸上でオリンピックや世界選手権に出場経験を持つアスリートとコラボレーションし、高たんぱく・低脂肪のフィッシュプロテイン認定と、世界トップアスリート認定というW認定を得た商品を開発・発売しています。
130年超の歴史に甘んじず、伝統と革新を両立させることが、フジミツの海外展開・新規事業のコンセプトです。
「海から生まれた美味しさを、世界の日常へ」。その想いを社員全員で共有し、次の100年に向けて挑戦を続けています。
事業の将来ビジョン

フジミツが示している事業の将来ビジョンは、次の2つです。
海外展開(輸出・技術提携)
フジミツは東アジアを中心に、魚肉練り製品を輸出しています。現地の味覚や規制に合わせてレシピを調整し、現地での販売環境を考慮した常温販売可能な商品を開発し、提供しています。
現地メーカーへの技術指導・顧問契約も進めており、長年培った練り製品の製造ノウハウを共有しながら、相互に品質を高めています。
国内向けヘルシー志向「フィッシュプロテイン」ブランド
フジミツは、高たんぱく・低脂肪の商品など「体にやさしい海のたんぱく」をテーマにしたフィッシュプロテイン認定商品を開発中です。
仕入れ原料のアレルゲン検査実施などにより、安全・安心な製品づくりに努めています。

130年以上培った“海の味”を軸に、次の100年も挑戦し続ける。それがフジミツの海外展開・新規事業に共通する考え方です。
まとめ
フジミツは1887年の創業以来、海の恵みを“おいしく・安全に・楽しく”お届けすることを大切にしてきました。
フジミツが製造する蒲鉾やちくわは、単なる伝統食品ではありません。食卓を囲む笑顔や、健康的なたんぱく源として、人々の暮らしを支える“海の栄養”そのものです。
これからも「安心・安全:徹底した品質管理と環境に配慮した生産」「挑戦:海外展開や新しい味づくりへの取り組み」「地域貢献:地域の方と共に成長し続ける持続可能な取り組み」の3つを柱に、世代を超えて愛される商品を届けてくれることでしょう。
皆さんもぜひ、スーパーやお土産店、オンラインショップでフジミツの蒲鉾・ちくわ・新商品を一度手に取ってみてください。
ひと口食べれば、歴史の深みと職人の技がきっと伝わるはずです。
会社概要
| 社名 | フジミツ株式会社 |
| 代表者 | 代表取締役社長 藤田雅史 |
| 所在地 | 〒759-4101 山口県長門市東深川2537-1(本社・工場) |
| 創業 | 1887年(明治20年) |
| 資本金 | 6,000万円 |
| 年商 | 115億円(2025年6月期) |
| 業種 | 水産練製品製造業 |
| 海外拠点 | 栄成藤光食品有限公司(中国山東省栄成市) |
| 主要取引先 | 大手流通業者 各地の有力流通業者・業務用流通業者 |





















事業の内容や特長、社員の評判などを深掘りし、フジミツならではの魅力に迫ります。
フジミツについて知りたい人は、ぜひ最後までご覧ください。