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ウイルスシャットアウトはどう?気になる効果/偽造品の罠/購入者の声

最終更新日:2020-07-10
ウイルスシャットアウトはどう?気になる効果/偽造品の罠/購入者の声

ウイルスシャットアウトは、株式会社東亜産業(代表:渡邊龍志/本社:東京都千代田区外神田2-5-12)が、令和2年3月までに製造及び販売を終了した首掛け型の除菌アイテムです。

昨今、衛生用品が品薄となり、過剰な期待を寄せる気持ちが上回り、使っている人が多いウイルスシャットアウトに注目が集まっている。しかし、全くことなる用途で企画して造っていた商品なので効くわけがありません。

その表れか、店頭ではウイルス対策商品の販売コーナーの横で、医薬品・医薬部外品以外のものが陳列されていました。一般消費者にはわかりにくい景品表示でした。ただ一番の問題は、ウイルスシャットアウトの偽造品が出回っていることです。今回は、コピー商品の罠に騙されないよう、見分け方などの防止策を解説します。

ウイルスシャットアウトとはナニモノ?

ウイルスシャットアウトって何?という人のために、私が調査した商品に関する詳細を紹介します。

ウイルスシャットアウト商品説明

  • 商品名:VIRUS SHUT OUT (ウイルスシャットアウト)
  • サイズ:W4.8cm / H7.2cm / D0.3cm
  • 重量:8g
  • 生産国:日本/中国
  • 成分:亜塩素酸ナトリウム(配合)
  • 有効期間:開封後3ヶ月
  • キャッチコピー:首にかけるだけの除菌ブロッカー、塩素成分で空間の除菌!
  • ブランド:TOAMIT
  • 製造元:株式会社東亜産業(詳細はこちらで紹介中)
  • 価格:420円~580円

製造元である東亜産業のホームページによれば、既に製造販売を停止(2020年3月)している同商品だが、主に実店舗への商品供給をしてきたウイルスシャットアウトは、店頭では「税抜き800円」で販売されていることもある人気商品だった。

今では、ネット通販大手、楽天市場/Amazon/ヤフーショッピングでは、販売店が在庫らしきウイルスシャットアウトを出品しているサイトがあり、抗菌・除菌グッズのカテゴリーで取り扱いされている。東亜産業のストアからは商品が削除されている。

電車の中や、街中を歩いていても、ウイルスシャットアウトを身につけている人はよく見かける。しかし、実際に買うときは、「既に製造販売が停止されている」「類似品や偽造品が出回っている」という2点の懸念材料があるため、十分な注意を払って欲しい。

偽物ウイルスシャットアウトの罠と見分け方

ウイルスシャットアウト(英語表記:VIRUS SHUT OUT)に偽物が存在することを知らず、偽造品を購入する人が出ていることからも、いかに本物に人気が集まっているのかが見てうかがえますね。Amazon/楽天市場といった大手通販サイトに出店している店舗が販売をしているので、見分け方が判れば、偽物の罠に引っかかるリスクは十分に低くすることができます。

①商品パッケージの違い

東亜産業が製造した本物のウイルスシャットアウトは、パッケージ全体が濃いブルーと水色でデザインされており、『VIRUS SHUT OUT』という英語表記があります。これは、特許庁に対し、商標出願済みの正しい名称なのでカタカナ表記と併記されている場合、本物である可能性が一気に高まります。

偽物はパッケージに、キャッチコピーとして、ウイルスシャットアウトという文言を書いてある場合がありますが、箱になっていて色には「緑系/白系」があります。

②商品本体の見た目の違い

正真正銘のウイルスシャットアウトの本体には、下部に「VIRUS SHUT OUT」という英語表記で商品名を白い文字でプリントしてあります。パッケージにも表示されている本体イメージには「白いドットのように見える8つの穴開け加工」がありますので、英語表記の名称と一緒に確認してください。

偽物の場合、「商品名の印字が無い」「漢字で知らない名前が印字されている」といったケースが目立ちます。また、偽物にも白いドットや、穴開け加工がされている商品があるので気をつけましょう。

③通販サイト商品タイトル&画像の違い

通販サイトに掲載されている商品のタイトルに「ウイルスシャットアウト」と書いてあっても、すぐに本物と判断しないでください。これは商品出品者が自由に設定できる欄で、どんな書き方でも可能なので、商品名ではなくキャッチコピーなどとしてウイルスをシャットアウト(遮断)しますよ~という雰囲気を出せてしまいます。危険なのでパッケージと合わせて確認することで、危険回避の確立をアップさせましょう!

心配な場合は、店頭にいって、詳しい店員さんなどに本物かどうか、どんな目的で使える商品なのかを確認することを推奨します。

④首掛け型の除菌商品は複数発売されている

ウイルスシャットアウトは、ブームの火付け役といって過言ではありませんが、他にも似ている商品がでまわっています。下記、偽造品としての紹介ではなく、首掛け型のグッズとして色んなものが発売されていることを知って欲しくて調べた結果です。

  1. VIRUS AWAY(ウイルスアウェイ)
  2. ウイルスブロックアウト
  3. GREEN ONE(グリーンワン)
  4. VIRUS DOWN(ウイルスダウン)
  5. ウィルセブ
  6. ウイルスバリアプレミアム

1&2は、ウイルスシャットアウトと成分・内容量に違いがないという情報を記載している楽天市場の店舗を発見したが情報の製造元の名称が書かれておらず信憑性は素人には判断がつきません(※1)。

あくまで推測の域を超えないが、カタチもほぼ同じであることから、問題になっているコピー商品でなければ、OEM商品ではないかと思われる。一般的に、OEM生産をしている商品の場合、違う商品名・パッケージで販売されていることがあります。

姿カタチ、販売元が違っても、製造している工場が同じというケースは世の中に数え切れないほどあります。大切なのは『買いたかった商品と違うものを買ってしまうというミス』を避けること。そのためには、前述したような違いや種類を知ることが、誤認せず正しく選択するコツになります。

(※1)https://item.rakuten.co.jp/oobikiyaking/12mset-1751/

公式ホームページで注意喚起

2020年3月10日
除菌グッズを販売店に対して、新型コロナウイルスへの効果について一般消費者が誤解しない表示を行うよう呼びかけを行いました。

2020年6月19日
一般消費者向けに「ウイルスシャットアウトの偽造品」が出回っている件について注意喚起をしました。

偽造品という根拠のひとつに「商標」がある

商標出願されている事実

東亜産業の自社ブランド「TOAMIT」名で製造販売されている、ウイルスシャットアウトは、その人気の高さから偽造品が出回ってしまっています。偽造品というには、それなりの根拠があります。見た目もそうですが、なんと言っても決定的なのは「商標出願」です。

本物に使われている呼称は、東亜産業が商標の出願を行っています。出願は2020年1月30日に行われ、内容は「日本語表記:ウイルスシャットアウト(商願2020-010162)」「英語表記:VIRUS SHUT OUT(商願2020-010175)」という商標の出願です。

それによると、出願の区分は2つ

  1. 化学品,除菌剤(工業用のものに限る。),消臭剤(工業用のものに限る。)
  2. 薬剤,除菌効果を有する家庭用の消臭剤,除菌剤(工業用及び洗濯用のものを除く。),衛生マスク,医療用油紙,オブラート,ガーゼ,カプセル,眼帯,耳帯,生理帯,生理用タンポン,生理用ナプキン,生理用パンティ,脱脂綿,ばんそうこう,包帯,包帯液,胸当てパッド

商標について調べた方法は、独立行政法人 工業所有権情報・研修館が運営する特許や商標などが検索できる『J-PlatPad』。だれでも無料で検索ができるので、興味があるかたは、特許情報プラットフォーム [URL] https://www.j-platpat.inpit.go.jp/ をご覧になってみてください。

テレビドラマなどで、特許や商標の重要性については、多くの方がご存じかと思います。特に製造業ともなれば、企画・研究・開発した商品を真似されたりすれば業績に大きな打撃を与えます。当然、顧客への提供が滞ることにもつながってしまうリスクが高まります。

出願にも費用がかかりますが、ちゃんとした会社は、今回のウイルスシャットアウトのように商標などの出願を行っているの点で、偽物とは全くことなることが判ります。

ウイルスシャットアウトの効果

どんな効果があるか

あなたは、ウイルスシャットアウトにどんな効果を求めていますか?

世界的流行で人々を悩ませているような特定のウイルスを除去することが目的なら、ウイルスシャットアウトは、そのために開発された商品ではないので効果を期待するのは勝手でも、効果を得ることは出来ないでしょう。

空間除菌とは書いてありますが、部屋全体を満遍なく除菌できるという表示はされていません。また、通勤や通学など屋外での使用を推奨したり、病気にかからないというような効果効能の保証は一切していません。

要するに「商品を買う側の知識が要求される時代」に入ってきているということです。緊急事態宣言や自粛などという言葉が世の中を飛び交う時代において、簡単に入手できる商品に過度の期待をかけ、曖昧な状態で購入するとすれば、自分勝手に効果を期待した神頼みになるリスクがあります。

皆さんには絶対に騙されないで欲しいので、実店舗やネットショップの、販売コーナーの文言やイメージ作りが過剰ではないか。医薬品・医薬部外品かどうかなどは、検討段階でチェック、医師や薬剤師に相談することで期待する効果を得られるものを選ぶのは最も安心な方法だといえます。

製造販売停止のウイルスシャットアウトがなぜ売られてるの?

ウイルスシャットアウトの在庫

ウイルスシャットアウトがどんな商品か、偽物(偽造品)と本物を見分ける方法について理解を深めてきたが、製造停止の商品がどうして売り続けられているの?という疑問が残り、まだ売っているなら欲しいという要望も聞こえてきそうですね。

記事の中でも触れてはいますが、今現在、ネットや実店舗で販売しているウイルスシャットアウトは在庫品です。商品単価が低価格の商品の場合、小ロット(少量)生産ではなく、大ロット(大量)生産をしているケースが多く、販売店側は生産者から大量に仕入れることで、商品単価を抑えられるという仕組みです。

ウイルスシャットアウトを販売しているネットショップを見ていると、100個を超えるまとめ買いの場合の金額が、数万円という表示になっているショップもあります。

製造元の東亜産業が製造販売を停止したということは、主に販売事業者への販売を停止したという意味で、3月に停止したということは数年前とかではないので、ショップ運営者の手元には十分な在庫が残っている可能性はあります。

ただし、在庫が切れた段階で、ウイルスシャットアウトは入手困難になることは間違いなさそうですね。

ウイルスシャットアウト購入者の声

ユーザーの声

ここまで、TOMIT「VIRUS SHUT OUT(ウイルスシャットアウト)」について、情報提供の需要が高そうなテーマを選択的に解説してきた。偽物や誇大表現を用いる人や組織に「騙されないようにする」ために必要な知識は一通り共有しました。

百聞は一見にしかずとのことわざがあるように、実際にウイルスシャットアウトを購入して、日々の生活に使っている人がどのような理由で買ったのか、使ってみての感想はどんなものかを知ることはどんな説明よりも役に立つと思います。

ただし、商品レビューを転載することはNGなので、どんな意見が多かったかユーザーの声を端的にまとめましたので下記、紹介しておきます。

  • ネットで購入して使っていますが、正直、ウイルスを消せるとは思っていなくて「気持ちの安定」のためにつけるようにしています。
  • 首に掛けて空間を全てカバーできるとは思っていないけど、気持ちが楽になる感じがする。
  • 息が詰まる生活の中でマスクも売っていない状況下では安心材料になりました。
  • 店によって価格が違うのはどうしてですか?安かったので買いましたけど。
  • マスクより高い印象だけど、1枚で30日も使えるので買って良かった。

これは、ネット通販サイトでのユーザーレビューを参考にまとめさせていただいたものです。筆者自身、外出制限解除後に宿に泊まることがあり、そこで使っている男性がいたので、聞いてみたところ「会社で流行ってるんです。なんか予防している感がでて、少し気持ちが和らぐからつけています。」とおっしゃっていました。

ウイルスシャットアウトについての解説はいかがでしたでしょうか。私自身、医学的な効果効能を求める場合は、薬局やドラッグストア、実際に何かの症状で困っているときは病院に行くようにしています。医学や薬学の知識がないので、自己判断で選んだ場合、失敗のリスクを背負うのが怖くてそうしています。

健康的に素晴らしい生活を守るため、商品選びをする際には、よく検討して、心配なら専門家のアドバイスを受けるようにしましょう!

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