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森統則の経歴とザスパクサツ群馬との関係性!川田工業の評判/商品紹介!

最終更新日:2023-03-08
森統則の経歴とザスパクサツ群馬との関係性!川田工業の評判/商品紹介!

森統則氏は、ザスパクサツ群馬の代表や株式会社D&M(RIZAPグループ)の代表取締役社長を務めるなど、複数の会社経営の経歴がある企業家です。
経営者として多くの赤字企業を立て直した実績があり、現在はその手腕を買われて川田工業株式会社の代表取締役社長に就任しています。

本稿では、優秀な経営者として知られる森統則氏について、プロフィールや経歴、ザスパクサツ群馬との関係性などを調査していきたいと思います。

また、森統則氏に直接インタビューすることができたので、川田工業の評判や商品紹介などについて、貴重な生の声も紹介しており、森統則氏や川田工業について知りたい方にとって充実の内容になっています。

この記事でわかること
  • 森統則は複数の会社を再生した実業家
  • サッカー少年から経営者になった経歴
  • 改革を目指したザスパクサツ群馬時代
  • 行動力やチャレンジ精神に溢れる人柄
  • グローブ製造特化の川田工業について
  • 手袋の町で創業した川田工業
  • サービス、商品、お客様へ想い
  • 社員の評判や感じている働き甲斐とは
  • 森統則よりメッセージ

森統則について

森統則について

森統則氏は、1969年1月13日生まれの実業家です。

実業家として頭角を現したのは実家が営んでいた菓子製造販売会社での経営実績で、債務超過状態から黒字転換することに成功しています。
また、社長として招かれたRIZAPのグループ会社では、社長に就任するやいなや10年間赤字だった会社を黒字経営にして、経済界で経営のプロとして認知されるようになりました。

そして、自身がサッカー少年だったこととも縁があったのか、2021年にはJリーグのチームであるザスパクサツ群馬の運営会社、ザスパの社長に就任します。
サッカーは趣味として40代になってもプレーを続けていましたが、いまでは楽しむスポーツとしてはゴルフにシフトしています。

最新の状況としては、香川県東かがわ市にあるグローブ製造を手掛ける川田工業の代表取締役社長に就任して、新たな企業成長に挑戦中です。

プロフィール

  • 名前:森 統則(もり むねのり)
  • 生年月日:1969年1月13日生まれ
  • 出身地:東京都
  • 最終学歴:早稲田大学卒業
  • 現職:川田工業株式会社 代表取締役社長
  • 趣味:ゴルフ、サッカー、ガーデニング

森統則の経歴

森統則の経歴

森統則氏は小学生の頃から大学生までサッカーに明け暮れ、社会人になってからは実業家としてのキャリアを重ねています。
ここでは、森統則氏のサッカー経歴、そして実業家としての経歴を紹介します。

小学生から大学生までのサッカー歴

小学校6年生でサッカーを始めた森統則氏は、中学・高校もサッカーを続け(高校では東京都ベスト4)、早稲田大学でもサッカー部に入ります。

早稲田大学サッカー部といえば大学サッカー界の名門で、日本サッカー協会の川淵キャプテンや横浜マリノスの岡田監督といった大物も輩出しています。
早稲田大学サッカー部での森統則氏は、部員が70名ほどいる中でトップチームのAかBでプレーするほどのレベルに達していました。また、プレーだけではなく1年時に同級生のまとめ役を任されるなど、集団をまとめるという経営者としての資質を若い頃から発揮していました。

経営者としての経歴

大学卒業後は、三井物産、兵庫フットボールクラブで働いたあとに実家が経営していた松栄食品販売に入社します。

当時、松栄食品販売の経営は大きく傾いていましたが、2007年にはお菓子の企画販売会社としてショウエイを設立して事業を成功させ、松栄食品販売を買収するという手法で経営を立て直します。
事業を復活させたのは、それまで松栄食品販売が作っていた単なる東京土産ではなく、キャラクター商品や人形焼、おだんごといった新しい東京名物のお菓子をプロデュースすることで売り上げを大きく回復させるという手法でした。

サッカー界との関わりは経営者になってからも変わらずで、日韓ワールドカップのキャラクター商品も手掛けています。

その後、RIZAPのグループ会社であるD&Mの社長に就任し、長きにわたって赤字体質だった会社をすぐに黒字化することに成功しています。

2021年にはザスパクサツ群馬の運営会社であるザスパの社長に就任。そして2022年の6月からは、川田工業の代表取締役社長に就任しています。

ザスパクサツ群馬と森統則の関係性

ザスパクサツ群馬と森統則の関係性

ザスパクサツ群馬が森統則氏を社長として招聘したのは、経営改革を果たしてもらうためでした。森統則氏も就任時に自身の持ち味として「企業再生」と「成長戦略」をあげ、安定した経営を目指すとしました。
また、プロのサッカーチームとして成績にもこだわり、J2リーグへの定着、そして10年以内のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)出場も目指しました。

森統則氏のザスパクサツ群馬での挑戦として、グラウンド、クラブハウス、倉庫が一体となる施設の計画を進めるなど改革は進んでいましたが、残念ながら志半ばで2021年11月にザスパの社長を辞任することになります。

森統則氏は、ザスパクサツ群馬を離れたあとも、「優秀なサッカー少年たちがプレーしたいと思うような施設が実現し、群馬のサッカーがさらに発展することを願っている」と語り、ザスパクサツ群馬と森統則氏の関係性が悪化したための辞任ではないことが分かります。

森統則の人物像

森統則の人物像

サッカー一筋から経営者としての成功を果たした森統則氏は、どのような人物なのかを調べました。

腹をくくったときの行動力

実家のお菓子製造会社が明日にでも倒産するような財務状態だったとき、森統則氏は家族や従業員を守るため、そして実家の会社を立て直すために企画と営業を専門とする会社を設立することを決めます。
その時は「生きていくために」という気持ちでの創業だったのですが、その行動力は非凡な経営者の才能が開花するには十分すぎるきっかけでした。

結果として、ブランド創造や人気お菓子の認知向上といったことに成功します。
また、社員の意識を変えるために数字を使い、言葉の意味を全員で統一するなどして共有することにも成功し、会社を根底から立て直しています。

成果を出してからチャレンジ

赤字だったサポーター製造会社の社長に就任した森統則氏に、就任してから2年ほどたった頃にザスパクサツ群馬の社長就任の話が舞い込みます。
サッカー少年だった森統則氏にとって、すぐに飛びついてもおかしくない、Jリーグチームの代表就任の話。しかし、森統則氏は当初、2年でやめていいのかどうか迷います。
1年目で赤字だった会社をプラマイゼロまで回復させ、2年目で黒字転換とすでに経営を立て直してはいたのですが、「途中で投げ出すことになるのでは」と考えたのです。

最終的には、「自分のやりたいことをやりたい」という気持ちを優先させてザスパクサツ群馬の社長になるのですが、「黒字になったからおしまい」と放り出すようなことはしない姿勢に、義理堅い性格が伺えます。

森統則が経営する川田工業について

森統則が経営する川田工業について

森統則氏が現在、社長として経営する川田工業は、香川県東かがわ市にあるグローブ製造に特化した会社です。
森統則氏が社長に就任してからはこれまでの会社と同様に改革が進んでいて、中でもオーダーメイドグローブは人気商品になっています。

人気のオーダーメイドグローブ

人気のオーダーメイドグローブ

オーダーメイドグローブは薄くて強いフェアトレードシープスキン(天然羊革)を使った製品で、フィット感、柔らかさ、耐久性に優れます。
ゴルフのスコアに直結する、素手感覚に近くて軽く握ってブレないグリッピング、繊細で微妙なアプローチタッチで効果を発揮します。

機能性以外にも、使う人のオリジナリティを発揮できるよう、各部位ごとに10色の羊革から色が選択可能で、手の甲のベルト部分には画像プリントやメッセージ印刷もできます。色を自分の好みの色で配色し、画像は家族や愛犬、お気に入りの景色などにすることで、世界に一つだけのゴルフグローブが完成します。

川田工業の創業秘話

川田工業の創業秘話について、森統則氏にお話を伺いました。

手袋の町にて創業

森統則 氏
香川県東かがわ市は「手袋の町」として知られ、スポーツや防寒、ファッション用の手袋が市内各地の製造所で作られています。

その中でも川田工業は、1920年(大正9年)の創業以来、メリヤス手袋に始まり、ゴルフグローブ、ファッショングローブなどを製造する長い歴史を持ちます。
ゴルフグローブは1967年(昭和42年)に生産・販売を開始させていただいて、皮革手袋で培った技術を生かし、ゴルファーニーズにマッチした高機能・高品質の製品づくりにより、国内外の大手ゴルフ用品メーカーの信頼を集めながら全国へシェアを拡大しています。

商品の差別化への取り組み

商品の差別化への取り組み

森統則 氏
川田工業はゴルフ業界の大手スポーツブランドのOEM工場として商品製造しております。しかし、OEMとして他社ブランドの製品を製造するだけでは、直接的に消費者の声や、新たなニーズを発掘する機会が少なくなります。
そこで私達のような中小企業にしかできない、細かくスピーディーな対応ができるメリットを活かし、カスタマイズゴルフグローブを製造販売することになりました。

製品化に際して他社製品と同じにならないよう、差別化として10色の羊皮をご用意し、昨今のファッション性あるゴルフウエアにもコーディネートできるゴルフグローブにしました。また、グローブのベルト部分にオリジナル写真やメッセージなどもプリント対応し、隅から隅まで世界に1つしかないゴルフグローブの開発を行いました。

サービスにかける社員の想い

サービスにかける社員の想い

サービスにかける社員の想いについてインタビューしています。

商品作りやお客様に対する思い

森統則 氏
商品、サービスについては、1つ1つ、お客様の手形にあったグローブを丹精込めて作らせていただきます。

また、手袋というのは、本当に細かな縫製技術を要します。
この技術を進化させて、手袋だけにとどまらず、健康に役立つ商品をお客様に提供していきたいと考えています。

川田工業で働く社員の評判

川田工業で働く社員の評判

川田工業で働く社員は会社に対してどのような評価をしているのかをお聞きしました。

川田工業社員の働き甲斐について

森統則 氏
川田工業の社員は大きく3つの働き甲斐を得られると感じています。

1つは、大手スポーツブランドメーカとの商談により、自己啓発につながることです。
2つめは、プロ選手オリジナルのゴルフグローブの打ち合わせにより、一流選手と交流できることです。
そして3つめは、自分達が開発に関わった商品をショップ等で購入していただいた時に得られる満足感です。

森統則よりメッセージ

森統則 氏
「やってみないと分からない、やったことしか残らない」
これが弊社の根底にあるマインドです。

過去の経験や伝統にとらわれすぎて、環境の変化に対応できなくなるケースが企業成長をストップさせます。潜在意識を拭い取り、顕在意識を高めていくのが企業成長です。
100年企業が今後も成長し続けていくには、常にチャレンジ精神であることが必要だと強く感じております。

引き続きのご愛顧のほどよろしくお願い申し上げます。

まとめ

以上が企業家の森統則氏について、基本的な経歴・プロフィールからザスパクサツ群馬との関係性、そして現在社長として活躍中の川田工業について調べた結果です。

サッカー少年が経営のプロとして経済界で活躍し、サッカーチームの代表にまで上り詰め、現在はさらなる飛躍を誓ってグローブ作りに心血を注いでいます。
これまで赤字会社を次々と立て直してきたその経営手腕は確かで、川田工業での施策が実を結ぶのも近い将来、確実視されています。

今後も川田工業で会社の改革を進めるのか、それともまた新たな企業を再生させるのか、それは森統則氏も含めて誰もわからないことですが、経済界で森統則氏が活躍し続けることだけは間違いなく確かだと言えるでしょう。

会社概要

社名川田工業株式会社
本社住所〒769-2702
香川県東かがわ市松原1064-1
代表者代表取締役社長 森統則
創業1920年6月
設立1953年5月
資本金2,400万円
事業内容ゴルフ、スポーツ用、ファッショングローブ製造販売
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